この記事は2022年4月5日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2022年4月5日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
志摩力男 慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。 |
現在の為替相場の傾向や相場観
2022年4月5日(火)の朝、黒田・日銀総裁が「最近は為替相場の動きが少し急だ」という内容の発言をした。また、昨日4日(月)は、公明党の石井幹事長が「最近の円安進行は指値オペなど日銀の金融市場調節による副作用の側面もある(そのため日銀も為替水準についてよく注視していただきたい)」と配慮を求めた。
現在の為替相場の戦略やスタンス
先週の岸田首相と黒田・日銀総裁の会見後は、特に何の発言も聞かれなかったが、参議院選挙を前に過度な円安への配慮を求める政治側の意向が日銀に伝わっただろう。
よって、米ドル/円は、まだしばらく121~124円の高値圏での調整局面になりそうだ。しかし、政策が変わったわけではないので、いずれはまた円安方向を想定している。121円台があれば買っておきたい。
▽米ドル/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。