日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 2万6,700.11円 △109.33円
為替 1ドル=127.93円
売買高(東証一部、以下同) 10億7,815万株
売買代金 2兆6,008億9,000万円
値上り銘柄数 1,105銘柄
値下り銘柄数 659銘柄
騰落レシオ(25日) 94.17%

市況概況

米国株高に連れ高となるも上値も重い

米国株が堅調、特にナスダック指数が大きく上昇したことや昨日(2022年4月26日)までの大幅下落の反動から買い先行となった。

寄り付きの買いが一巡すると、手仕舞い売りに押されて上げ幅は縮小したが、売り急ぐことはなかった。2万6,600円を割り込んだあとは買い戻しがあって、再度、上値を試すような展開になるなど、堅調な地合いが続いた。それでも買い上がるだけの材料はなく、上値は重い展開になった。

昼の時間帯は若干、買い戻しは見られたが、特に大きく動くことはな買った。後場に入ると、再び高値を試す動きになったが、2万6,800円水準を超えてさらに買い上がるようなことはなかった。指数に方向感は見られなかったが、案外、値持ちが良い展開は続いた。引けを意識する時間帯から、手仕舞い売りはあったが、売り急ぐとことはなく堅調な引けとなった。

小型銘柄は買い戻しや、値ごろ感からの買いが入り、堅調なものが目立った。東証マザーズ指数は大幅高となった。先物はまとまった売り買いが少なく、目先の小掬い商いが中心だった。持高調整の売り買いで指数が動く場面はあったが、特に方向感は見られなかった。

あいかわらず冴えない展開という雰囲気だ。戻りを試すといっても、特に買い上がる材料はなく、単に目先のリバウンドということで指数の上値は限られた。相場を牽引するような銘柄はなく、まだまだ決算発表に反応しながら、買うに買えず、売るに売れずというような保ち合いが続くだろう。

テクニカル分析

日経平均
雲の中での動きが続いたということだ。移動平均線の下落もあり、まだまだ上値の重い展開なのだろう。

あれやこれやと一言

相変わらずの相場で、全く盛り上がりはなく、目先の持高調整の売り買いだけという雰囲気だ。先行きに対して楽観的に見られず、相場をけん引するようなテーマや銘柄、業種などが見られない。買うから上がる、上がるから買うという状況になれず、逆に売り急ぐこともないという状況だ。

いわゆる「しらけた」相場になっており、決算どころか何にも反応せず、目先の需給だけで動いている。空売りが積み上がれば買われるが、少し戻すと売られ、買いが積み上がると手仕舞い売りに押される状況で、毎日一方向に動くのだが、大きな流れは全く見えない。

指数に影響の大きな銘柄が右往左往しているだけという見方はできる。個々の銘柄はいろいろな状況を織り込み、塩漬けが多い。目先の値動きを追うような参加者がいない銘柄は、上がれば売られ、下がれば買われて全く方向感が見られない。

決算発表が出そろうとか、金融政策の方向がはっきりとするまでは売るに売れず、買うに買えずということなのだろう。連休前の手仕舞い売り、手仕舞いの買戻し、どちらが強いかということで相場の方向が決まる。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。