すでに各所で報道されているように、ここ1〜2カ月で急激な円安ドル高が進んでいる。2022年2月末は1ドル=115円だったが、2022年4月末には130円を超えた。これは20年ぶりの円安水準で、「1ドル=150円」に言及する報道も少なからずある。
個人投資家の間では急速に為替への関心が高まっており、ファイナンシャル・プランナーとして活動する私の元にも、為替に関する相談がよく届くようになった。特に多いのは「今後の為替相場はどうなるのか」と「どれくらいの外貨比率でポートフォリオを運用していけばよいか」の2つだ。今回は、これらの質問に回答する形で、為替(円安ドル高)について論じていく。