日経平均 | 2万7,680.26円 △718.58円 |
為替 | 1ドル=138.19円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 11億1,429万株 |
売買代金 | 2兆8,749億円 |
値上り銘柄数 | 1,727銘柄 |
値下り銘柄数 | 88銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 120.13% |
市況概況
米国株高を受けて大幅高、買いが買いを呼ぶような場面も
米国株が暴騰となったことを受けて買い先行となり、ほぼ全面高の始まりとなった。指数に影響の大きな銘柄を中心に買い戻しを急ぐ動きもあり、大幅高で始まった後も手仕舞い売りをこなして上値を試す動きとなった。
さすがに2万7,600円水準では上値も重くなったが、売り急ぐということでもなく値持ちの良い展開でほぼ高値で前場の取引を終えた。
昼の時間帯も買い戻しを急ぐ動きが見られて先物が高く、後場に入るとしっかりと2万7,600円を超えての動きとなった。
今度は2万7,600円がサポート水準というような形で指数は小動きながらも値持ちが良く、値持ちが良いから売っても売っても買い戻さざるを得ないということで買いが続き、結局最後も買い戻しが入って高値圏での引けとなった。
小型銘柄も堅調なものが多かったが主力銘柄ほどの上昇は見られなかった。買い戻しが入りにくかった分だと思われる。先物はまとまった買いが見られるというよりは、買いが継続して入るというような状況で日経平均を押し上げる要因となった。
節目とみられる2万7,500円をあっさりと抜けて、ここまで上昇となるとは思わなかったがほぼ全面高のなかで日経平均は大きな上昇となった。それほどの材料があったとも思えず、決算発表や日銀の金融政策決定会合を控えての買い戻しも多かったのではないかと思う。
売られていたものが大きく上昇するという面もあったが、あとはこれが長続きするのかどうかということになる。
日銀の金融政策決定会合で何も変化は見られないと思うが、逆にスタグフレーション懸念が和らぐと金融緩和の終了が取りざたされることになるのではないかと思う。いずれにしてもとりあえずはここから2万8,000円前後までがいったんは高値となると思う。
テクニカル分析
日経平均
雲を一気に抜けて「坊主の大陽線」に近い形で「三役好転」となった。今度は雲にサポートされて堅調な展開が期待される。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。