日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 2万8,249.24円 △73.37円
為替 1ドル=135.37円
売買高(東証プライム、以下同) 11億2,335万株
売買代金 2兆7,090億円
値上り銘柄数 894銘柄
値下り銘柄数 867銘柄
騰落レシオ(25日) 129.78%

市況概況

地政学リスクを気にせずに堅調

2022年8月4日(金)の米国株はまちまちで上値の重い展開となり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られていたことや台湾周辺での中国の軍事演習などへの懸念もあり売り先行となった。

ただ、寄り付きの売りが一巡となった後は買い脅しを急ぐ動きもあって上値を試す動きになり、再度売られる場面もすぐに切り返すという状況で堅調な展開となった。

昼の時間帯も特に動きは見られず、香港市場が軟調であることなども気にすることなく、後場は一段高となった。さすがに上値を買い上がるということはなかったが、値持ちの良い展開が続き、値持ちが良いから買い戻しが入るというような感じだった。

台湾を巡る中国の軍事演習も継続されるという報道にも全く反応は見られず、日経平均は指数に影響の大きな銘柄が空売りの買い戻しで高く、最後まで値持ちの良い展開となった。

小型銘柄はさすがに手仕舞い売りに押されるものも多く、総じて軟調、マザーズ指数は大幅安だった。先物はまとまった売り買いもほとんど見られず、指数を動かす場面はほとんどなかった。買い気が強いということでもなく、売りが出ないというような印象で指数に連れての動きに終始した感じだ。

オプションSQ(特別清算指数)算出の週、そして飛び石連休とお盆休みということだが、特に持高調整を急ぐということでもない感じだ。

売り買いとも積極的な動きというよりは目先の需給に振らされているだけということで買えない材料が多いから上がるというような相場となっている。

中国の軍事演習がロシアと同じパターンにならなければ良いと思うが全く無いとも言い切れず警戒はした方が良いと思う。

テクニカル分析

日経平均
安く始まった後の大きめの陽線となった。買い戻しが主体ということであり、買い戻し一巡となったのか、空売りが積み上がったのかでここが天井となるのかどうかが決まるのだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。