日経平均 | 2万8,546.98円 △727.65円 |
為替 | 1ドル=133.27円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 14億5,793万株 |
売買代金 | 3兆7,126億円 |
値上り銘柄数 | 1,607銘柄 |
値下り銘柄数 | 192銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 117.79% |
市況概況
米国でのインフレ懸念が薄れて大幅高
日本市場が休場中に米国株が大きく上昇したこと、特に利上げペースの鈍化期待から大きく買われたことで、本日の日本市場は買い先行となった。
オプションSQ(特別清算指数)の買いも入りSQ値は2万8,500円を超えるなど大幅高の寄り付きとなった。寄り付きの買いが一巡となった後瞬間的に上げ幅縮小する場面もあったがその後も買い戻しが続き指数に影響の大きな銘柄が押し上げる形で日経平均は大幅高となった。
昼の時間帯も特に売り買いを急ぐということでもなく、後場も堅調な地合いが続いた。上値も重くなり、2万8,500円水準から上げ幅縮小となる場面もあったが値持ちの良い展開が続き、値持ちの良さから買い戻しが入りさらに買われ、さらに買われることで空売りが積み上がり、買い戻し入るという状況でほぼ全面高、大幅高の高値引けとなった。
小型銘柄も値動きの軽さが好感されて買われるものが多く、マザーズ指数は大幅高だった。先物はヘッジの買い戻しや売っては買うというような感じでの買い方の回転も効いた感じで指数を押上げる場面もあった。指数を方向付けるというよりは指数に連れて買い戻しが入るというような雰囲気だった。
節目と見られた3月、6月の高値水準を一気抜けてきた。これで戻り相場が始まるのかどうかということだが、連休の谷間ということやそれほど買い上がる材料がないということから空売りの積み上がり方次第ということになるだろう。
米国でも買い戻し一巡感があり、地政学リスクなど懸念材料もまだまだ多いので、債券から株式へのシフトが見られるのかどうかということになる。
上がるから買うという動きが週明けも続くのかというとはなはだ疑問もあり、疑心暗鬼のなかで強気相場が見られるのかどうかということになる。目先的な過熱感もあり、いったんは高値を付けたということになるのだと思う。
テクニカル分析
日経平均
一気に高値を試す動きとなった。こうなるともう一段の上昇も期待されるが、移動平均線などからの乖離も大きく、いったんは調整となるものも見られるだろう。
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