この記事は2022年9月5日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2022年9月5日(月)の午前8時過ぎに現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
2022年8月29日~9月4日の主要通貨の対ドルでの騰落は、全ての通貨が下落となり、ジャクソンホール会合後の為替市場ではドル買いが続く。
円はポンドと並び下落の最上位(-1.96%)に位置しており、2022年8月29日~9月4日では米ドル/円は24年ぶりの高値を更新する140.80円まで上伸した。年間の値幅も27円33銭まで拡大、近年では例のない円安傾向が続いている。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米ドル/円は、2022年9月2日(金)の米雇用統計発表後は上下に振れたものの、大きな動きにはなっていない。2022年9月5日(月)は、米国市場はレイバー・デーの祝日であり、米国株と米国債の取引は休場、為替市場は大きな動きにはならないだろう。
米国では2022年9月10日(土)より、FOMCメンバーは金融政策に関する発言が禁止されるブラックアウト期間入りに入る。これに先立つ2022年9月8日(木)にはパウエルFRB議長がワシントンのシンクタンクで講演にのぞむ。質疑応答も予定され、この先の金融政策を問われれば、これまでと同様にタカ派の持論を展開することだろう。
米ドル/円は先週からの流れを受け、堅調推移が継続とみるが、140円に乗せてきたこともあり、上値追いは慎重にする方針だ。週間レンジでは、米ドル/円で138.00~142.00円、ユーロ/米ドルで0.9750~1.0050ドル、ユーロ/円で137.00~141.00円とみている。
▽米ドル/円の日足チャート
▽ユーロ/米ドルの日足チャート
▽ユーロ/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。