この記事は2022年9月13日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2022年9月13日(火)の午前11時すぎに現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
米ドル/円は2022年9月7日(水)、144.99円付近まで上伸し、その後141.51円付近まで急落した。根っこのロングが高値圏で捕まっているため、そう簡単には144円ミドルから上には、上がらないと思っている。
ただし、ロングを投げた後、一部141円台ミドルから売り上がったショートがいるため、2022年9月12日(月)のように143.50円付近まで買い上がったりする。
中長期でのロングが上にいて、短期でのショートが下にいそうな感じがするので、今週は、ここからしばらく、もみ合いながら下値固めをする週となりそうだ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週の米ドル/円予想レンジは141.00~144.50円。2022年11日(日)に考えた際は予想下値は140.50円だったが、そこまでは落ちなさそうなので修正したい。
今回、144.99円の高値を付けた際、マーケット参加者の多くがブルになり、アナリストなどが「150円まで行きそうだ」、「買って(さえ)おけばいい」といったコメントをし始めた。
しかし個人的にはそれほど簡単には行かないと思っている。ここからCPIや米利上げ動向なども見ながら、米ドル/円はゆっくり上昇してくるイメージだ。
ただ、143円後半~144円にかけては、特に戻りは相当重くなると見ている。そのため、下で買ったロングは、このゾーンでは確実に利食っておいたほうがよさそうだ。
▽米ドル/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。