この記事は2022年10月20日(木)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=PIXTA)

2022年10月20日(木)の午前8時すぎに外為どっとコム総合研究所の神田卓也さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券を経て、1991年メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月外為どっとコム総合研究所入社。

現在の為替相場の傾向や相場観

昨日19日(水)の米ドル/円は32年ぶり高値を更新して149.91円前後まで続伸。

インフレ懸念などから米10年債利回りが14年ぶりに4.13%台へと上昇する中、ドル買い・円売りが優勢となった。人民元やポンドの下落がドルを相対的に押し上げた面もある。

現在の為替相場の戦略やスタンス

本日20日(木)の米ドル/円は心理的節目の150.00円を巡る攻防が最大の見どころとなりそうだ。

市場ではドルの先高観が強い一方、政府・日銀による円買い介入への警戒感も高まっている。150.00円を突破すれば上昇に拍車がかかる可能性がある一方、もし円買い介入が入れば一時的にせよ数円単位で下落する公算が大きい。

荒い値動きへの備えが必要となりそうだ。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。