よくあるお悩み事例

FXや仮想通貨に手を出して損をした

少額の投資でも、短期間で資金が何十倍にも増えることがあると聞いて、FX(外国為替保証金取引)に投資しました。ただ、一瞬増えたと思ったのもつかの間、急に暴落して大損。撤退しか道はないですか?

FXや仮想通貨(暗号資産)は株式以上に値動きが荒く、また値動きを予想するのも難しい金融商品です。

レバレッジをかけることで手元資金を膨らませて取引することができるため、資産の増え方は大きいですが、減り方も同じくらい大きくなります。ほとんどギャンブルに近いので、投資初心者はもちろん、中級以上の投資家にもおすすめできません。投資歴が長くても「レバレッジ型の金融商品には手を出さない」と決めている人はたくさんいて、私もその1人です。

現時点でFXで大損しているのであれば、それ以上傷口が広がらないうちに撤退したほうがいいでしょう。

ただ、投資に回した資金が、しばらくは放っておいても問題のないものであり、なおかつレバレッジをかけていないのであれば、放っておいて、いつか損失が回復するまで待つのも手です。

FXはレバレッジをかけずに保有する分には、それほど大きなリスクはなく、ほとんど外貨預金と同じようなものです。外貨預金は取引手数料が高いのでおすすめできませんが、FXは手数料が安いので、外貨預金代わりに活用する、という付き合い方もできます。

仮想通貨についても、将来的には単なる投機の道具ではなく、さまざまな場所で決済に使えるようになると見られ、試しに少額保有してみる、というのも、決して悪いことではありません。

私自身、積極的に取引はしていないものの、仮想通貨を保有はしています。ただ、バクチのような短期売買は絶対しない、と心に決めています。勉強のために少し保有してみる、ということなら、リスクが高いという事実をきちんと認識した上で持つべきでしょう。