本記事は、石井貴士氏の著書『パッと見て1秒で覚える 瞬間記憶勉強法』(きずな出版)の中から一部を抜粋・編集しています。
「イラスト+ストーリー」で、さらに瞬間記憶ができるようになる
写真は瞬間記憶に適していません。
なぜなら、写真には、関係ない情報が多すぎて、何を覚えていいかわからなくなるからです。
イラストならば、何を覚えたらいいのかが明確になります。
イラストを描く際には、白地(あるいは薄い黄色)をバックに描くのがおすすめです。
理由は、色がついていたら、色を覚えようとしてしまうからです。
なので、赤の
イラストは、白地(あるいは薄い黄色)をバックに描く。
これは瞬間記憶をする際の、基本です。
ポストイットは、黄色のものが売れていますが、これは黄色バックだと覚えやすいと多くの人の実体験でわかっているからでしょう。
もちろん、複雑なイラストではなく、簡単なイラストが覚えやすいです。
イラストで、さらに覚えやすくする必勝テクニックがあります。
それが、「ストーリーを加える」ということです。
「犬を連れている」というストーリーとともに覚えるから、西郷隆盛の顔は、印象的なのです。太っているから印象的なわけでもなく、着物を着ているから印象的なのでもなく、犬を連れているから、我々の記憶に残っているのです。
ジョン
もし、犬を連れていて、顔が西郷隆盛ではなく、勝海舟だったとしても、「この人は西郷さんかな」と間違ってしまう人は多いでしょう。
イラストにストーリーを加えることで、瞬間記憶はさらに
記憶には4種類ある
記憶には4種類あります。
最初の2種類は、「
です。
「単純記憶」は、別名、「
dogの意味は、犬です。
dog=犬、cat=猫と、とにかく何度も繰り返して暗記をするのが、「単純記憶」です。
反復することで記憶が強固になるのが、「単純記憶」です。
「イメージ記憶」は、静止画や、動画のイメージを覚えるというものです。
静止画は、写真やイラストがありますが、瞬間記憶のときは、写真は使わずに、イラストを使います。
動画を記憶することは、別名、「ストーリー記憶」と呼びます。
恋人と花火を見に行った思い出は、「ストーリー記憶」です。
イメージに、さらにストーリーが加わると、より記憶が強固なものになります。
イラストで覚え、できればストーリーまであれば、記憶に残りやすくなります。
単純記憶は、繰り返しの反復が多ければ多いほど記憶に定着し、イメージ記憶は、ストーリーがあれば記憶に定着しやすい。
ストーリーがあれば記憶に定着しやすい。
そんな特徴があるのです。