東芝 <6502> は27日、インド気象庁が新設する気象レーダーについて、インド原子力エネルギー庁傘下の国営企業ECIL社を主契約者として共同で受注したと発表した。設備は2015年1月に納入する予定。東芝は国土交通省や大学研究機関向けに固体化気象レーダーを納入してきたが、国外から受注するのははじめてだという。
今回納入する気象レーダーは、インドのジャム・カシミール州スリナガルに設置する予定。半径80kmの範囲で高精度に雨量や風速などの観測ができるX帯の固形化気象レーダーとなっている。また、従来の電子管を用いた気象レーダーと比較すると体積を75%、消費電力を90%削減している。
なお、東芝は今後、グローバル規模での受注拡大を目指していくと発表している。
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