2社連合、直営店舗でコナミに迫る
ルネサンスは全国107店舗を持ち、オアシスの32店舗と合わせ直営約140店舗となる。業界トップのセントラルスポーツの約180店舗には及ばないものの、ルネサンス・オアシス連合はコナミスポーツの約150店舗に迫る。コロナ以前、コナミは業界トップの直営店舗数を誇ったが、固定費負担を抑えられる店舗受託に経営の軸足を移したことから、直営店舗の閉鎖が相次いだ。
コロナ以降、スポーツクラブを舞台としたM&Aはどうか。昨年7月、大阪ガスが関西を中心に総合スポーツクラブ「コ・ス・パ」、24時間ジム「FITBASE」など62施設を展開する子会社のオージースポーツ(大阪市)を、物流大手のセンコーグループホールディングスに売却した。
2021年には、ホームセンターのジョイフル本田が傘下のスポーツクラブ3店舗(茨城県2、千葉県1)を「ゴールドジム」を運営するTHINKフィットネス(東京都江東区)に売却した。この同じ年、ルネサンスは新ジャンルのアウトドアフィットネス事業を手がけるBEACH TOWN(横浜市)を子会社化した。
古くは2014年、日本テレビホールディングスがサントリーホールディングス傘下で業界4位のティップネスを買収している。
文:M&A Online編集部