若年層の呼び込み 無印良品と共にイメージ払しょくへ動く
URも手を拱いているばかりではない。空室対策として若い世代に人気を誇る無印良品を扱う良品計画と組み『MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト』を展開している。このプロジェクトは「団地の持つ、古きよき歴史をいかしつつ、これからも多くの方に長く心地よく住みつないでいただけるよう、こわしすぎず、つくりすぎない」というコンセプトの下、”団地は古い”というネガティブなイメージを払しょくし、おしゃれ感を創出し、若い世代の入居者を確保することに努めている。
充実した施設が近隣住民間の交流を促す
そして、今回のミクストコミュニティに向けた取り組みは『MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト』をさらに進めた形と言える。今回の発表では『地域における医療福祉施設等の充実の推進』『多様な世代に対応した居住環境の整備推進』『若年世帯・子育て世帯な等とのコミュニティ形成の推進』が掲げられ、施設等の誘致又は既存施設等との連携や交流場所の提供を検討していく予定だ
団地やマンションの集合住宅は建物それ自体の老築化も問題となるが、居住者同士のコミュニティがうまくとれるかどうかが大きな鍵となってくる。コミュニティがうまく形成されれば防犯にもつながる。最近では、新築マンションでコミュティを形成するための仕掛けも増えている。住む場所を選ぶ際には、スポーツジムやスーパーマーケット、医療機関など充実した施設が併設されているかを確認することも重要であるが、定期的にイベントがあるか、管理組合は積極的に活動しているかなど、その集合住宅内でのコミュニケーションがうまくとれているかということも確認しておく必要がある。
(ZUU online)
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