外為どっとコム トゥデイ
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主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2023年5月9日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼8日(月)の為替相場
(1):豪住宅建設許可 予想に反して減少
(2):独鉱工業生産 予想を下回る
(3):FRB上級融資担当者調査を発表

▼8日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:様子見ムードが漂う/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

8日(月)の為替相場

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期間:8日(月)午前7時00分~9日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪住宅建設許可 予想に反して減少

豪3月住宅建設許可件数は前月比-0.1%と予想(+3.0%)に反して減少した。

(2):独鉱工業生産 予想を下回る

独3月鉱工業生産は前月比-3.4%と市場予想(-1.5%)を下回った。

(3):FRB上級融資担当者調査を発表

米連邦準備制度理事会(FRB)は四半期に一度の上級融資担当者調査を発表。中・大規模企業向けの融資条件を引き締めていると回答した銀行の割合は46.0%と前回調査(44.8%)からやや上昇した。3月以降の米地銀破綻の影響が見られるものの、想定したほど深刻ではないと受け止められた模様で、市場の反応は小さかった。

8日(月)の株・債券・商品市場

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

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ドル/円の見通し:様子見ムードが漂う

昨日のドル/円は前日比約0.2%の小幅高でクローズ。134.60円台で下げ渋った一方、135.20円台では伸び悩むなど値幅も小さかった。市場には、明日の米4月消費者物価指数(CPI)待ちの様子見ムードが漂っているようだ。ドル/円は本日も135.00円を挟んでもみ合う展開が見込まれる。上値ポイントは日足一目均衡表の転換線が位置する135.47円前後および、2日高値から4日安値への下げ幅の半値戻しに当たる135.64円前後。下値ポイントは20日移動平均線が通る134.56円前後と一目均衡表の基準線が位置する134.18円前後であろう。

米国では債務上限問題についてバイデン大統領と議会首脳の会合が行われる予定だが、事態の好転は期待薄だろう。財政資金枯渇のXデーとされる6月1日まで、まだ3週間以上もあることから、与野党の「チキンレース」はもうしばらく続く公算が大きい。

注目の経済指標:中国貿易収支

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注目のイベント:米債務上限問題を巡る会合

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神田 卓也
神田 卓也(かんだ・たくや)
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。

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