理想の人生設計のための時間捻出術
(画像=Free1970/stock.adobe.com)

『ニューノーマル時代の自分で稼ぐ力』より一部抜粋

(本記事は、もふ社長@もふもふ不動産氏の著書『ニューノーマル時代の自分で稼ぐ力』=株式会社KADOKAWA、2021年2月10日発行の中から一部を抜粋・編集しています)

次の章から稼ぐための具体策を提案していきますが、読みながら「仕事が忙しすぎてこんなことできないかも」と思ったり、今は燃えていても、だんだん「残業に追われて副業は後回し......」となってしまう人がいるかもしれません。 だから、稼ぐ脳に欠かせない、時間についての話もさせてください。 時間は有限です。
稼ぐ人はその時間を何に使うのか、慎重に選択しています。

僕も月80時間も残業するような部署にいて、同時並行で稼ぐ勉強と株、不動産事業を行い、ブログを書き、YouTube を撮っていました。昼休みに新しい不動産物件を検索したり、アパートの管理会社にメールを返したり、帰宅してから詳しく物件情報を調べたり......。
一方で、なんとか残業を減らす取り組みをして、副業の時間を増やしていきました。人や物にま かせられることは お願いすること。
例えば乾燥機付き洗濯機なら機械まかせで終わりますよね。僕は土日に掃除で時間を使うより、その時間を副業に充てて稼いだ方が将来得すると考えて2017年から家事代行を頼み続けています。これもひとつの投資ですね。
でも、会社でのアウトプットは変えるわけにはいきません。

だからまず、会社でどこに時間がかかっているのか問題点を全部書き出して、クリアする方法を調べて考え、PDCAを回して地道に改善していきました。

例えば、プログラミングを独学で勉強し、各メンバーがまとめていたデータをワンクリックで統合できるようにしたり、人の目でダブル・トリプルチェックしていたものをVBAというエクセルのプログラムで自動化しました。
最終的に残業はゼロになり、給料は年200〜300万円減りましたが、そ の時間を自己投資にあててスキルアップしたおかげで、少しずつ副収入が増えていきました。実際、不動産投資を始めて3年目で家賃収入を900万円ほど 得ていたので、消えた残業代の3倍は稼いだことになります。

その間に、犠牲にしたものもあります。会社の同僚との飲み会です。僕も人間ですから、たまには仲間とグチを言い合いたくなることもありましたが、そういう飲み会は角が立たないようにすべて断りました。

そのかわり、普段の会話を大切にして、円滑なコミュニケーションを心がけました。と言っても、「元気?」「今日、暑いっすね」というような、ごく普通の会話です。

また、土日にも不動産物件を見に行ったり、有休を使って調査したり、ということもしたので、プライベートの時間はどうしても削られました。でも、それが苦行かというと、やっぱり好きで楽しいからできたんです。と は言っても、ずっと仕事詰めだったわけではなく、2、3年に一度は有休で 連休を取ってアメリカのグランドキャニオンをドライブしたり、テキサス州を 1周したり、ということもしていました。

要はメリハリです。会社でのパフォーマンスは落とさず、仲間も大切にして、 遊ぶ時は遊んで、副業も頑張る。そのために優先順位の低いものは削っていく。 すべてを得るのは難しいです。何かを捨てないと得られないものはあります。 そうして僕が得たものは何かというと自分で稼ぐ力、理想の人生の設計図です。

ニューノーマル時代の自分で稼ぐ力
※画像をクリックするとAmazonに飛びます

(提供:Wealth Road