この記事は2023年5月31日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=nateejindakum/stock.adobe.com)

2023年5月31日(水)の午前11時すぎに、現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

西原宏一
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。

現在の為替相場の傾向や相場観

今月から顕著になった「日本株買い・ヘッジでの米ドル/円の買い」という流れが止まらず、昨日30日(火)の米ドル/円はついに140.93円まで反発。

しかしその状況下で、昨日30日(火)日本時間夕刻再び、「3者会合=財務省、金融庁、日銀」が開催され、米ドル/円は140.00円割れまで反落した。

現在の為替相場の戦略やスタンス

日銀のコメントに関しては、現状どのレベルなのかの「マーケットのメジャー」が有名なので、記載しておく。


レベル1:市場動向を注視
レベル2:過度な変動は好ましくない
レベル3:断固たる措置を取る
レベル4:あらゆる手段を排除しない
レベル5:いつでもやる用意ある


現時点ではレベル1なので、あまり気にすることはない。当局は、米ドル/円に関してレベルではなく、上昇スピードの速さを懸念しているようなので、米ドル/円は粘り強く押し目を待つというスタンスに調整するだけで、「日本株買い・米ドル/円買い」の方針は同じ。

▽米ドル/円の日足チャート

230531nishiharaS
(画像=羊飼いのFXブログ)

*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。