2013年4月27日、米経済誌 Fortune(フォーチュン)中国語版 「2013年中国40歳以下のビジネス界エリートトップ40」 を発表しました。
このランキングは40歳以下の中国人起業家の中から、既に成熟した、一定の成功を収め今後の更なる活躍が期待されている起業家を発掘するためのものです。様々な業界から、スターが選出されました。

本日はこのランキングのまとめをお届けします。

参考: 2013年版フォーブス億万長者ランキングトップ20[中国編]~華僑VS本土の歴史的拮抗~

※写真は騰訊(テンセント)の総裁、劉熾平氏


◉2013年ランキングの特徴


『Fortune(フォーチュン)』中国語版の同ランキングの発表は今年で3回目となります。

ランキングの登場者は若くして輝くようなビジネスの軌跡を創り出し、安定的な基盤を築き、持続可能なモデルを確立してきました。彼らは今日の中国のビジネス界の期待を背負っており、その成長の軌跡を理解することは、大きな力となり得るはずです。
特に上位40人のビジネスエリートは、中国ビジネス界の未来を表しており、世界を変える可能性をも秘めています。

なお、『Fortune(フォーチュン)』中国語版は、目まぐるしく変化する経済環境の中で、若い創業者や企業家は、知識や品格など様々な面で鍛えられ、本当に価値のあるものを提供しているという見解を示しています。そして、持続可能な成長モデルを確立できる者だけが、より一層の成長を遂げることができることを強調しています。

参考: 2013年版フォーブス億万長者トップ30[世界編]~バフェット氏の連続記録止まる~


◉2013年中国40歳以下のビジネス界エリートトップ20


「2013年中国40歳以下のビジネス界エリート」にどんな人がいるのでしょうか。
以下、特にトップ20をリストで紹介し、その中でも特徴的な人物の解説をしていきたいと思います。

参照元: 2013年中国40位40岁以下的商界精英

以下、簡単に今回のランキングを振返ってみます。

まず今回のランキングの特徴として、平均年齢の若年化傾向(平均年齢35歳)が上げられます。2013年は昨年度と比べると、新たにインターネット業界のCEOや投資家の姚明(ヤオミン)など、10数名の新人がランク入りをし、比較的大きな変化がありました。検索エンジンやショッピングサイトなどインターネット関連や電子商取引関連企業のトップ企業の創業者などが多くランクインしています。
また、トップ40に5人の女性がランク入りし、うち北京木瓜移動科技有限公司CEOの沈思氏が17位、世紀佳縁創設者、91外教网創設者の龚海燕氏が20位となるなど女性の活躍が目立ちました。世界的にも女性経営者の活躍が目立ち始めていますが、新興国である中国でもその傾向が見られるのは素晴らしい事ですね。

参考: 地域別&女性CEOベスト5~止まらない中南米の勢いと蚊帳の外の日本~