昨日、東京市場、ロンドン市場ではドル円相場は利食いを中心とした売り圧力が強く、じり下げとなり、ドル円は一時、114円を割り込む展開となった。イベント通過後の小休止といったところであろうか。
12月決算の、ファンドの45日ルール期限である11月15日前後にかけて、短期的にドル円はもう一段下押しする可能性もある。ただ、ニューヨーク市場では、10月の米国の労働市場情勢指数が4ポイント上昇したことを受け、再び114円台後半まで上昇し、ニューヨーク市場を終えている。本日は米国はベテランズデーで祝日であり、本日もフロー中心の相場動向となる可能性が高いのではないか。
主要通貨以外では、ロシアルーブルの値動きが激しくなっている。
先週5日に、一日あたりの為替介入額を3.5億ドルに制限すると発表し、ルーブル安が加速したが、7日には一転し、「いつでも介入する用意がある」と中銀総裁が発言したことを受け、一転して上昇した。
10日も、ロシア中銀総裁が「ルーブル安は行き過ぎだ」と指摘し、ルーブルは対ドルで、2.3%高の1ドル=45.5910ルーブルまで上昇するなど、値動きが荒い展開が続いている。ロシア経済は、原油価格の下落とともに、苦しい経済運営を今後も強いられることになりそうである。また、通貨変動制の導入により、これまで以上に、ルーブルの乱高下が続く可能性も高まるだろう。
(ZUU online)
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