この記事は2023年7月31日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Dilok/stock.adobe.com)

2023年7月31日(月)の8時時点に現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

竹内のりひろ
1990年、カナダ系の銀行で為替ディーラーになる。HSBCでは米ドル/円のチーフトレーダーを務めるなど20年以上にわたって為替市場の第一線で活躍。現在は個人トレーダーとして自己資金を運用するほか、情報配信を行なう

現在の為替相場の傾向や相場観

先週は主要3中銀の金融政策の発表を終えたが、米ドル/円は下に行って来いで取引を終えた。それ以外でも週足十字線をきざむ通貨も多く、やや方向感を見失っている。円はそれでも上昇2通貨のなかでは、上昇第2位(+0.44%)、米ドル/円は週間では下落となっている。

先週28日(金)の日銀金融政策決定会合では、YCCの上限が事実上+1.0%となり、金融市場ではいろいろな思惑が再燃する。

現在の為替相場の戦略やスタンス

日銀は今回の政策決定を「緩和効果を高めるため」としているが、これはYCCの事実上の柔軟化ではなく形骸化への一歩だろう。外国人投資家には非常に分かりにくい政策修正をしたことで、週末の為替市場は混乱したが、徐々に落ち着きどころを探る展開とみる。

日本国債への売り圧力は強まり、日本の金利は緩やかな上昇基調をたどると予想する。為替市場で急速な円買いをもたらすとは想定しないが、米ドル/円の戻りは徐々に鈍くなるだろう。

主要3中銀の金融政策の発表を終えたことで、次回の9月まで大きな材料はない。今週は8月入り、月初でもあり、米国を筆頭に多くの経済指標の結果を見極めたいところだ。

今週は米ドル/円で138.00~142.50円、ユーロ/米ドルで1.0900~1.1150ドル、ユーロ/円で153.00~157.50円とみている。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

▽ユーロ/米ドルの日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

▽ユーロ/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。