レイクス蒸留所のスピリッツ

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(画像=「whiskeen」より引用)

レイクス蒸留所では、ウイスキーの他にジンやウォッカといったスピリッツも製造しています。

画像はレイクス蒸留所で造られているスピリッツのポートフォリオで、ピラミッドの頂上がシングルモルトウイスキー、2番目がブレンデッドウイスキー、一番下がジンやウォッカです。

ウイスキーのラインナップは3種あり、特徴をまとめると次のようになります。

シリーズ種類特徴
ウイスキーメーカーズ リザーブシングルモルトレイクス蒸留所のハウス・スタイルを体現する王道のシングルモルトで、ノンカラー・ノンチルフィルター
ウイスキーメーカーズ エディションシングルモルト遊び心を持って自由な発想で造られるシングルモルト
ザ ワンブレンデッドレイクス蒸留所・スペイサイド・アイラのモルトウイスキーと、グレーンウイスキーがブレンドされたウイスキー

個人的に注目したいのが「ウイスキーメーカーズ エディション」で、シリーズ内でもコンセプトごとに味わいが大きく異なるのが魅力です。

「遊び心」や「自由な発想」を存分に楽しめるシリーズで、ウイスキーの奥深さや味わいの豊富さ、レイクス蒸留所の探究心が感じられます。

【レビュー】試飲した6種のウイスキー

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(画像=「whiskeen」より引用)

セミナーで試飲した6種類のウイスキーの概要と、レビューを紹介します。

  • ウイスキーメーカーズ リザーブ No.7(未発売)
  • ウイスキーメーカーズ エディション カイロス
  • ウイスキーメーカーズ エディション レスフェーベル
  • ウイスキーメーカーズ エディション アイリス
  • ザ ワン ファインブレンデッドウイスキー
  • ザ ワン シェリーカスクフィニッシュ

ウイスキーメーカーズ リザーブ No.7(未発売)

ウイスキーメーカーズ リザーブはこれまでNo.1から6までが発売されており、今回試飲したNo.7は、まだ発売されていません。

リリースは早くても2023年9月とのことでした。

色の濃さ、オレンジやドライフルーツのようなフルーティーさとナッティさ、サンダルウッド、噛みごたえのあるようなうま味が特徴です。

アルコール度数は52%で、酒齢5~10年くらいの原酒が使用されているとのことでした。

【レビュー】
飲んでみるとびりびりとした刺激を感じ、非常に濃厚な味わいでした。香りが素晴らしく華やかで、シェリーカスク由来のおいしさが存分に味わえます。
加水すると一段と甘くなり、長くじっくり楽しめるシングルモルトでした。

同シリーズで現在発売している「ウイスキーメーカーズ リザーブ No.6」は、オロロソ・ペドロヒメネス・赤ワイン樽で熟成されており、エキゾチックなスパイシーさが魅力のシングルモルトです。

▼ウイスキーメーカーズ リザーブ No.6

ウイスキーメーカーズ エディション カイロス

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(画像=「whiskeen」より引用)

ギリシャの街並みを想像して造られたのが、「ウイスキーメーカーズ エディション カイロス」です。

サラ・バージェス氏いわく「少しピリリとスパイスが効いていて、甘い雰囲気と、甘ったるい印象の夕日が沈んでいくような景色を想像していただければと思います」とのこと。

サンダルウッド、ココアパウダーのような粉っぽさ、甘いスパイス。

余韻は非常に長く、黒糖のような甘ったるさが続きます。

アルコール度数は46.6%。

【レビュー】
飲んでみるとハチミツの強い香りが感じられ、甘みはあるもののスパイシーな印象でした。ハーブ感も強く、時間が経つと徐々に黒糖っぽさが増します。
「ウイスキーメーカーズ リザーブ」とは全く違う味わいで、レイクス蒸留所の扱うフレーバーの幅広さが感じられました。

黒糖の素朴で濃厚な甘みが好きな方には、特におすすめです。

ウイスキーメーカーズ エディション レスフェーベル

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(画像=「whiskeen」より引用)

レスフェーベル(resfeber)は、スウェーデン語で旅や冒険に出る前のワクワク感や高揚感を意味します。

赤ワイン樽とクリームシェリー樽の組み合わせで、複雑かつ非常に優しい味わいが体現されている穏やかなウイスキーです。

ェリー特有のパワフルさが抑えられているので、シェリーカスク初心者にもおすすめです。

アップルのような香り、キャラメル、スパイス、シェリー、アプリコット。

味わいはチェリー、ローズで、クリーミーな余韻と濃厚なスパイスを感じます。

アルコール度数は46.6%ありますが、柔らかい味わいのため刺激は感じにくいといえます。

【レビュー】
飲んでみると非常に優しい味わいで、焼きリンゴのようなジューシーな甘みに驚きました。
ハーブとスパイスが混ざりあった、これまであまり嗅いだことのない香りで、非常に個性的なウイスキーです。

ジューシーな甘み、個性的な味わいを試したい方におすすめです。

ウイスキーメーカーズ エディション アイリス

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(画像=「whiskeen」より引用)

前任のウイスキーメーカーだったダヴァル・ガンディー氏が手がけたウイスキーメーカーズ エディションです。

自身の祖国インドの記憶を探ってヒマラヤを訪れ、その際に得たインスピレーションから造られたそうです。

花や果物を想起させるウイスキーで、花やトロピカルフルーツのイメージをパッケージにも映しています。

アメリカンオークとフレンチオークを組み合わせており、バーボン樽・シェリー樽を使用。

濃いリンゴ・フレッシュな果物の味わいが楽しめ、熟れた洋ナシ、バラの香りも感じられます。

アルコール度数は高く、56%です。

【レビュー】
「アイリス」と名付けられただけあって、非常にフローラルで華やかな香りでした。
バラやリンゴの香り、甘さの後に感じるアルコールの刺激とのバランスが心地よいウイスキーです。

フローラルなウイスキーが好きな方は、きっと好みに合うと思います。

ザ ワン ファインブレンデッドウイスキー

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(画像=「whiskeen」より引用)

「唯一無二」を意味する「ザ ワン(The One)」は、レイクスのモルト原酒をキーモルトにしつつ、スペイサイド、アイラのスコッチモルトとグレーンウイスキーをブレンドしたブレンデッドウイスキーです。

ノンカラー・ノンチルフィルターで、味わいはクリアでソフトといえるでしょう。

【レビュー】
一口含むと、ミルクチョコレートのような強い甘みが広がりました。ほんのりとスモーキーさが感じられるものの、糖蜜やカスタード、バニラのような甘みが印象的です。
ナチュラルカラーならではの美しい黄金色で、目で見ても楽しめるウイスキーです。

甘みのあるウイスキーをじっくり味わいたい方は、試してみてはいかがでしょうか

ザ ワン シェリーカスクフィニッシュ

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(画像=「whiskeen」より引用)

「ザ ワン シェリーカスクフィニッシュ」は、「ザ ワン ファインブレンデッドウイスキー」をヨーロピアンオークのオロロソシェリー樽、ペドロヒメネスシェリー樽で後熟させたウイスキーです。

非常に濃厚でリッチな味わいで、シェリー樽由来のフルーティーさ、ウッディさが感じられます。

画像に映っているアワードは、「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション 2023」で獲得した金賞です。

【レビュー】
香りがフレッシュで、涼しげな印象の上品なウイスキーです。
ダークチョコやナッツのような重厚な味わいの中に果実味があふれていて、これぞシェリー樽のウイスキーという印象でした。

シェリー樽のウイスキーが好きな方に、ぜひ試してほしいウイスキーです。