昨日、安倍首相は19時過ぎより記者会見を行い、2015年10月からの消費税の再増税を2017年4月まで延期するとともに、21日(金)に衆議院の解散を表明した。

ドル円は、一時的に117円06銭から116円台半ばを割れこむなど、為替相場は乱高下したが、すぐに買い戻され、動きは限定的であった。

ニューヨーク市場では、0時に発表された米国の11月住宅市場指数が市場予想を上回ったことや、米株高を背景に、ドル円相場は堅調に推移し、117円を窺うレベルで東京市場に戻ってきた。

本日は15時30分より黒田日銀総裁の記者会見がある。更なる追加緩和を示唆する発言があれば、より一層の円安が進む可能性も残る。消費税の再増税延期へのコメントも併せて確認したい。

4:00にはFOMC議事録公表も控える。ドル高への懸念が示されれば、調整的なドル安が一時的に進む可能性もあるだろうが、マーケット参加者はもう一段の円安が進むとみる向きが多いようである。

(ZUU online)

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