新型TRシリーズエンジンは「Trophy」の血統から名づけられた

新型スクランブラー400Xはトライアンフの哲学がしっかり息づいていた!
(画像=「Moto megane」より引用)

搭載されるエンジンは今回新開発されたもの。20世紀初頭のレース用シングルエンジンであり、由緒あるトライアンフ「Trophy」の血統から名づけられた。
最新のフューエルインジェクションを採用し、Euro5排出ガス規制をクリアした水冷398cc単気筒エンジンは、クラス最高レベルの最高出力40PS、最大トルク38Nmというパフォーマンスを発揮、優れたレスポンスと快適なパワー特性、躍動感のある豊かで個性的なエグゾーストサウンドを実現している。

4バルブDOHCシリンダーヘッドや、慣性バランスを最適化したクランクシャフトなど、低速域の乗りやすさを追求した現代的な技術を満載。また、フィンガーフォロワーロッカーアームや、フリクションを低減するDLCコーティングの採用により、スムーズな回転と扱いやすさを両立させたエンジンとなっている。デザイン面でもトライアングルバッジの付いたクラシックなトライアンフエンジン形状や、トレードマークであるブラックパウダーコート加工されたエンジンケーシングを採用しているのが特徴だ。

足回りはクラスを超えた上質なパーツを奢っている

スクランブラー400Xは、新型フレーム、ボルトオンのリアサブフレーム、ビッグピストン付き43mm径倒立式フロントフォーク、外部リザーバー付きモノショック式リアサスペンションユニット、鋳造アルミニウム製スイングアームなどを装備。加えて特性に合わせたサスペンションセットアップや専用のシャーシにより、トライアンフの特徴である、操作性が高く、ダイナミックなハンドリングを実現している。さらにデュアルチャンネルABS付きのブレーキはオフロードモードに切り替えも可能だ。

新型スクランブラー400Xはトライアンフの哲学がしっかり息づいていた!
ホイールトラベル150mmの43 mm径倒立式ビッグピストンフォーク。(画像=「Moto megane」より引用)
新型スクランブラー400Xはトライアンフの哲学がしっかり息づいていた!
外部リザーバー付きモノショック式リアサスペンションユニットもホイールトラベルは150mm。(画像=「Moto megane」より引用)
新型スクランブラー400Xはトライアンフの哲学がしっかり息づいていた!
4ピストンラジアルキャリパーとメッシュ・ブレーキホースのフロントブレーキディスクは320mm径を採用。(画像=「Moto megane」より引用)
新型スクランブラー400Xはトライアンフの哲学がしっかり息づいていた!
鋳造アルミニウム製スイングアームを装備。トラクションコントロールも備えている。(画像=「Moto megane」より引用)
新型スクランブラー400Xはトライアンフの哲学がしっかり息づいていた!
スムーズなシフトチェンジを実現。ステップは悪路走行を考慮した可倒式としている。(画像=「Moto megane」より引用)
新型スクランブラー400Xはトライアンフの哲学がしっかり息づいていた!
大型の鋳鋼製ブレーキペダルとハイグリップフットペグを備える。(画像=「Moto megane」より引用)