独創的なスタイリングに、先進の電動パワートレインを組み合わせた
CITROEN E-C4 MAX
シトロエンの新しいCセグメントモデルとして導入された「C4」。「E-C4」はこのC4に電動パワートレインを搭載したモデルで、日本で販売されるシトロエン車としては初のBEVとなる。車体を上から見たときにバッテリーをH型に効率的に配置し、バランスの良い重量配分を実現するとともに、内燃エンジンモデルと変わらない室内空間を確保しているのが特徴だ。
クーペのような美しいボディラインを持つBEV
シトロエンの新しいスタイルを象徴するV字型に広がる斬新なLEDシグネチャーライトユニットを採用。エレガントでありながらSUVの力強さを感じさせる新しいフォルム。張りのある曲面で構咸された高めの車高のボディとクーペのようなルーフラインは、美しさと優れた空力特性を生み出している。
機能美にあふれるモダンインテリアのような佇まい
洗練されたインテリアには、新世代インフォテインメントインターフェイスの「My Citroen Drive Plus」を採用。10インチHDタッチスクリーンやワイヤレスのスマートフォン充電を備え、クラウドを介してリアルタイムに更新され、スマートフォンをコードで接続しなくてもミラースクリーンが表示される。
フロント、リヤともにアドバンストコンフォートシートを採用。シートの中心部には高密度フォームを、表面にはパッド構造を持つ15mmもの厚さの特別なフォームを採用。身体を柔らかく包み込む心地良さとともにホールド性を両立。まるでソファのようなシートは身体を優しくホールドしてくれる。クラス最大級のニースペースと合わせてゆったりとくつろげるスペースに仕上げられている。
シトロエンらしい、しなやかな乗り心地を実現
かつて“魔法の絨毯”と例えられるほど快適な乗り心地を実現したシトロエンのハイドロニューマチックサスペンション。そのテクノロジーを継承した最新システム「プログレッシブ・ハイドローリッククッション」がこのE-C4 MAXには搭載されている。このシステムは、路面変化や荷重移動による入力を吸収するショックアブソーバー内にセカンダリーダンパーを組み込むことで、従来のシステムでは吸収しきれなかったショックを抑制し、フラットライドを実現するという。
実際に試乗してみると街乗りレベルでは実にソフトでしなやかな乗り心地を実感。謳い文句は大げさではなかった。
E-C4は、モードセレクターによって走行モードが切り替えられる。走行モードは、エコ、ノーマル、スポーツの3種類だ。モードに応じて、エアコンやEVパワートレインの特性が変化するのだが、スポーツに切り替えると加速がすごくなるというよりか、レスポンスが鋭くなるようなイメージであった。
<CITROEN E-C4 MAX>
全長×全幅×全高:4,375mm×1,800mm×1,530mm
ホイールベース:2,665mm
車両重量:1,630kg
サスペンション:Fマクファーソンストラット式/Rトーションビーム式
最高出力:100kW(136ps)/ 5500rpm
最大トルク:260Nm/300-3,674rpm
リチウムイオン電池
総電力量:50kWh
WLTC交流電力量消費率:140Wh/km
一充電走行距離:405km
車両価格:5,548,500円