ホンダのフラグシップミニバンとなるのが「オデッセイ」です。現行型となる第5世代モデルは、2013年に発売開始となりますが、2021年末で生産が一旦終了。約1年の期間をおいて、2023年12月に復活しています。その「オデッセイ」のインテリアデザインは、どのようなものなのかを解説します。文・鈴木ケンイチ/写真・PBKK
インテリアデザインのコンセプト
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第5世代として2013年に誕生したのが現行型「オデッセイ」です。そのインテリアデザインのコンセプトは「モダンスイートルーム」。落ち着きとくつろぎ感のある高級ホテルのスイートルームをイメージしているというのです
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前席の前にあるインストルメントパネルには横基調としており、ソフトパッドと木目調パネルを配して、端正でモダンな雰囲気を生み出しています。
マイナーチェンジと2022年の再登場での変化
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2020年11月のマイナーチェンジで、インストルメントパネルは、現在の横基調のスタイルに変更されました。ナビゲーション用ディスプレイは、より高い位置に移動しています。また、コンビメーターパネルにある高精細フルカラー液晶パネルは、3.5インチから7インチへと拡大しました。
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2022年の再登場では、シフトノブが廃止され、スイッチ方式のエレクトリックギヤセレクターとなっています。また、ステアリングにパドルシフトを追加し、ハイブリッドの回生ブレーキの効き目を、3段階に調整できるようになっています。
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さらに、車載通信モジュール「HondaCONNECT」が採用されたのも、2022年再登場時でのトピック。純正のナビゲーション「Gathers(ギャザズ)」(ディーラーオプション)は、11.4インチのモニターが使われています。
インテリアカラーとシートのバリエーション
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現在の「オデッセイ」のインテリアカラーは、基本的にすべてがブラックになります。ただし、グレードによってパネルとシートの色と素材が変化します。
最上位グレードとなる「e:HEVABSOLUTE・EXBLACKEDITION」は、ブラック内装色に、黒木目調パネル、ブラック本革シートを組み合わせたものとなります。
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ミッドグレードの「e:HEVABSOLUTE・EX」は、ブラック内装色に、ブラウンの木目調パネル、ブラックの本革シートという組み合わせ。そして、エントリーグレードの「e:HEVABSOLUTE」は、ブラック内装色に、ブラウンの木目調パネル、そしてブラックのFABTECT/プライムスムースのコンビシートを装着しています。
どのグレードも、2列目シートはオットマン付きのパワーシートで、本革巻きステアリングを装備するなど、高級感を備えているのも「オデッセイ」の特徴でしょう。
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ホンダの最上位ミニバンである「オデッセイ」。そのインテリアは、高級ホテルのスイートルームをイメージしてデザインされています。落ち着いていてくつろぎ感があり、それでいて飽きのこないモダンさも備わっています。ブラックを基調としているのも、現在のモデルの特徴でしょう。