日経平均 | 38,385.73円 △29.67円 |
為替 | 1ドル=156.29円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 22億8,576万株 |
売買代金 | 5兆0141億05百万円 |
値上り銘柄数 | 483銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,140銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 104.19% |
市況概況
買い先行も結局は手仕舞い売りに押されて冴えない展開
米国株が堅調で夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物も高かったことから、本日の日本市場は買い先行となった。
寄り付きから買い気配で始まる銘柄なども見られ一時上値の節目と見られる38,800円を超える場面も見られた。ただ、さすがに特に買い材料がないなかで空売りも積み上がっておらず、いったん買いが止まると手仕舞い売りに押される形で上げ幅を縮小、次の節目と見られる38,500円水準まで上げ幅を縮小して前場の取引を終えた。
昼の時間帯は先物の買戻しが見られ、後場は前場の終値を大きく上回って始まった。それでも寄り付きの買いが一巡となると手仕舞い売りに押されてじりじりと値を下げ、いったんは38,500円や38,400円という水準、昨日の終値を下回る水準では下げ渋りも見られた。ただ、買い気に乏しい感じで戻りも鈍く、結局は前日比でプラスではあるものの冴えない展開で安値圏での引けとなった。
小型銘柄も冴えない展開が続き、手仕舞い売りに押されて大きく売られるものも見られた。グロース250指数やグロース株指数は大幅安だった。先物はまとまった売り買いも少なかったが、持高調整の売り買いで指数を動かす場面もあった。ただ、方向感が見られるということでもなく、上がれば売られ、下がれば買われる展開で指数への影響も少なかった。
改めて上値の重さが確認された形だ。空売りが積み上がっていないので、すぐに買戻し一巡となって買い手がいなくなるということだろう。
決算発表も出揃ってきたが、特にサプライズもなく、引き続きインフレ懸念、スタグフレーション懸念から冴えない展開が続くのだろう。空売りが積み上がらないとじりじりと値を消すような展開から金融政策への懸念などから大きく下押すこともあるかもしれない。
テクニカル分析
日経平均
依然として25日移動平均線や基準線、75日移動平均線や雲に上値を押さえられた形となっている。一気に抜けないということなので、いったんは大きく下押す局面もあるのかもしれない。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
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