日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 38,876.71円 ▼258.08円
為替 1ドル=157.24円
売買高(東証プライム、以下同) 16億4,004万株
売買代金 3兆3653億15百万円
値上り銘柄数 619銘柄
値下り銘柄数 955銘柄
騰落レシオ(25日) 94.25%

市況概況

売り先行となった後は方向感に乏しい展開

米国株はまちまちだが、欧州市場の混乱や米利下げ期待が薄れていることなどもあり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られ本日の日本市場は売り先行となった。

特に買い上がる材料もない代わりに売り急ぐ理由もないということで寄り付きからの売りが一巡となった後は戻りを試す動きも何度か見られた。それでも買戻しも限定的で戻りは鈍く戻りの鈍さを嫌気して安値圏で前場の取引を終えた。

昼の時間帯も特に動きは見られなかったが、後場は強含みで始まり、意外に値持ちの良い展開となった。買い上がるようなこともなく、かといって売り急ぐこともなく方向感に乏しい展開だったが、引けを意識する時間帯には買戻しも入り前場の高値を抜ける場面もあった。ただ、最後まで買い切れるということもなく、結局は方向感に乏しく下げ渋りはしたものの軟調な引けとなった。

小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものも見られ、相対的に堅調な地合いとなった。グロース250指数やグロース株指数は上値も限られたが堅調だった。先物はまとまった売り買いも少なく、指数を動かす場面はほとんど見られなかった。上がれば売り、下がれば買いという状況で方向感は最後まで見られなかった。

米国のCPI(消費者物価指数)やFOMC(公開市場委員会)を控えての持高調整は見られたがそれ以上の動きは見られなかった。ここからはまずは米国市場次第ということになるだが、日銀の金融政策決定会合を控えており、持高調整の売り買いが一巡となれば保ち合い相場が続き、上がれば売り、下がれば買いということなのだろう。

テクニカル分析

日経平均

一目均衡表の雲にサポートされた形だが、75日移動平均線が上値という印象が強まった。ここから75日移動平均線も下落するので、ここで抜けないと下値を試すことになるのだろう

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。