この記事は2024年6月25日に「CAR and DRIVER」で公開された「BYDのBEVスポーツセダン、シールが戦略価格で登場。最初の1000台は495万円から先進性能が楽しめる!」を一部編集し、転載したものです。
1000台限定で特別プライスを設定。今なら495万円から購入可能
BYD Auto Japanは2024年6月26日、日本への正規輸入モデル第3弾となるSEAL(シール)を正式に発売した。シールはメルセデス・ベンツCクラスやBMW3シリーズなどと同様にDクラス・セグメントに属するBEVスポーツセダン(e-Sport Sedan)。シングルモーターのシールとツインモーターのシールAWDの2モデルをラインアップする。
価格はライバルと比較して大幅にリーズナブルな戦略プライス。シールは528万円、シールAWDは605万円の設定になる。しかもシールには導入記念キャンペーンが実施され、当初販売される1000台は通常価格よりそれぞれ33万円も安い495万円、572万円のプライスを適応。初期購入特典として、ETC/ドライブレコーダー/eパスポート(メンテナンスパッケージ)/充電器&工事費サポート(最大10万円)がプレゼントされる。CEV補助金額は現在申請中のため未定だが、他のBYDモデルと同様の35万円と仮定するとシールの実質的な価格は460万円からとなる。
シールの価格はライバルのBMW i4 eドライブ35・Mスポーツの698万円はもちろん、テスラ・モデル3・RWDの531 万3000円より大幅にリーズナブルだ。
シールはBYDの特徴である「先進的なバッテリー技術/最新のEVプラットフォーム/優れた安全・快適装備」を備えた「手が届くフラッグシップ」。スタイリングは元アウディのデザイナーが腕を振るった造形でまとめられ、BYD独自のブレードバッテリーと先進のプラットフォーム3.0を搭載する。バッテリーをボディの構造体として活用した強固なボディと、理想的な前後重量配分、そしてパワフルなモーターにより、従来にない走りの愉しさを追求したのがポイントである。ボディサイズは4800×1875×1460mm。日本の道路環境でも持て余さない。
スペックはハイレベル。シングルモーターのシールのモーター出力は230kW、航続距離は640km。ツインモーターのシールAWDはそれぞれ390kW、575kmを達成。駆動方式はシールが後輪駆動(RWD)、シールAWDは4輪駆動だ。電池容量は両車ともに82.56kWhになる。
装備は充実しており、全車にベンチレーション&ヒーター機能付きナッパレザー本革シート、15.6インチタッチスクリーン、雨滴感知式ワイパー、ステアリングヒーター、パノラミックガラスルーフを標準装備。安全・運転支援機構もアダプティブクルーズコントロールや車線逸脱防止、標識認識システムをはじめ、幼児置き去り検知機能などハイレベルである。
ボディカラーはアークティックブルー、アトランティスグレーなど5色。納車開始時期は、シールが7月末、シールAWDは8月末を予定している。
(提供:CAR and DRIVER)