この記事は2024年7月8日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「齊藤トモラニ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2024年7月8日(月)の午前10時時点にウインインベストジャパンの齊藤トモラニさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
先週5日(金)の米雇用統計では、6月の非農業部門雇用者数は予想を上回り20.6万人となった。但し、失業率は4.1%に上昇。米国株はS&P、ナスダックは記録更新、ダウも上昇。米長期金利は続落して直近の安値をトライする動きとなり、ドル指数は7日続落、米ドル/円は弱含んで160円台後半で取引されている。
5日(金)の米ドル/円は終日下降気味だった。60分足チャートを見ると、5日(金)の午前8時の足で161.40円付近の高値をつけ、21時の足で160.31円付近の安値を付けた。米ドル/円の一日の値幅は約109pipsと比較的大きな値幅となった。
タイムサイクル的には7/2-7/8の天井圏が終了、7/8-7/12の底値圏に向い始めた。エリオット波動的には(週足レベルでは)4波のなかのa波が昨年2/2に終了、上昇b波が展開中だ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米ドル/円は4時間足チャートでは、160.25円付近のサポートラインと下降トレンドラインの三角地帯の中で推移中。160.25円付近のサポートを切ってくると159.15円付近まで下がるかというところ。
下降トレンドラインの上でスウィングを付けてその上を超えてこないと上昇には戻れないのかと思っているので、161.32円レベルを超えるまでは、上がったところは売りでいいかと思っている。
▽米ドル/円 4時間足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。