この記事は2024年7月9日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Metro Hopper/stock.adobe.com)

2024年7月9日(火)の午前12時半に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。

現在の為替相場の傾向や相場観

今週の米ドル/円は、もみ合いつつ天井圏を探る展開をイメージしている。上値の162円レベルはまだ重く、なおかつ下サイドの158円レベルも底堅い。

ここから米国の経済指標や労働環境が悪化する方向であれば多少ドルの上昇が止まり、天井を打って下がってくるかもしれないと思っている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは、158.00~162.00円。まず予想上値は直近高値レベル。予想下値に関しては、目先159円台はそれなりに堅いと思っているが、一応158.00円まで考えておきたい。

方向的にはドルの下値を探る展開を想定しているので、出来れば指し値ではなくリアルタイムで流れを見ながら引きつけてドルの売り場探しをしたい。158円台、159円台で買い戻すイメージの売り回転で臨みたい。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。