この記事は2024年8月28日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Itsaraporn/stock.adobe.com)

2024年8月28日(水)の午後13時すぎにトレイダーズ証券の井口喜雄さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。

現在の為替相場の傾向や相場観

先週23日(金)に日米中央銀行トップが発言し、日米金融政策の違いが明確になった。

ジャクソンホール会議にてパウエルFRB議長は「政策変更の時が来た」として利下げを宣言した一方、植田日銀総裁は閉会中審査にて「金融緩和を調整していく」と利上げに向け意欲を示した。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円は戻り売りが第一感。多くの参加者が描いているシナリオだが、自身もそのイメージを持っている。

チャートを見ても161円台からのダウントレンドはまだワークしており、145円付近は売り優勢になるだろう。 ただ、ダウンサイドを見ている参加者が多く、ショートを切りにいく展開だと2~3円は担がれる可能性はあり、早めに逃げる準備はしておきたい。

イベントでは世界中が注目しているNVIDIA(エヌビディア)決算が明日28日(木)早朝(5:20分頃)に予定されている。 注目度が高い一方、流動性は薄い時間帯であり、足もとボラタイルな展開なのでテールリスクだが、クラッシュには警戒をしたい。

▽米ドル/円 の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。