日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 36,581.76円 ▼251.51円
為替 1ドル=140.85円
売買高(東証プライム、以下同) 18億8,050万株
売買代金 4兆2172億67百万円
値上り銘柄数 359銘柄
値下り銘柄数 1,234銘柄
騰落レシオ(25日) 116.00%

市況概況

円高を嫌気する動きもあり、SQ後は3連休前の手仕舞い売りに押される

米国株が堅調で夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物は上値が重く、先物・オプションSQ(特別清算指数)は買いが多かったようだが、前日の終値近辺での始まりとなった。

寄り付きの売り買いが一巡となった後は手仕舞い売りに押されるものが多く、さらに円高が進んだことで売り急ぐ場面もあり、冴えない展開となった。下値の節目と見られる36,500円水準で下げ渋ったが寄り天の後、ほぼ安値引け、坊主の陰線となった。

昼の時間帯は方向感に乏しく、後場も売り物がちではあったものの下げ渋りの始まりとなった。その後も戻りは鈍かったものの値持ちはよく、方向感に乏しい展開のなかで36,500円を割り込むと買われるという状況で下げ渋りとなった。値持ちの良さから引けを意識し始めると買戻しなども見られたが、戻り売りも多く、最後は円高警戒感もあって手仕舞い売りに押されて再度36,500円台まで下落しての引けとなった。

小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調だった。グロース250指数やグロース株指数は大幅安となった。先物はまとまった売り買いが散発的に見られ、特にまとまった売りで指数を下押す場面もあった。それでも断続的な売りとはならず、下げ渋り感が出るとすぐに買戻しが入り、方向感に乏しい展開だった。

円高懸念が根強く、米国株高に素直についていけないという状況だ。それでも逆に円高以外に売り急ぐような、米国の景気鈍化懸念や中国の景気鈍化懸念が強まるということでもなく、戻り売り、手仕舞い売りは出るものの売りたたくようなこともない。当面は上がれば売られ、下がれば買われるのだろうが、日経平均は配当取りの動きや銘柄入れ替えの影響などで冴えない展開が続くのだと思う。

テクニカル分析

日経平均

雲の中での動きとなった。三役好転となったかに見えたが改めて上値は重いという状況だ。当面雲の中での保ち合いが中心となるのだろう。

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当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。