日経平均 | 35,619.77円 ▼539.39円 |
為替 | 1ドル=141.21円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 20億8,704万株 |
売買代金 | 4兆1993億24百万円 |
値上り銘柄数 | 103銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,524銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 113.29% |
市況概況
円高を嫌気して大幅安
米国株はまちまちだったが、円高が進み夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られたことから本日の日本市場は売り先行となった。寄り付きの売りが一巡となった後はいったん戻りかけたのだが、36,000円が上値となって、戻り売りに押され、円高が進むとさらに下値を試す展開となった。それでも売り急ぐということでもなく、下落も限定的だった。
昼の時間帯も売り物がちではあったものの値持ちは比較的いい状況だったが、後場が始まり改めて下値を試す展開となるとさらに円高が進んだこともあり、大きく値を崩すものも多くなった。特に買い手掛かりのないなかで円高が進み、売りが売りを呼ぶように指数先行で売られ大きな下落となった。買い戻し一巡となったものから売られる状況で利上げ懸念、円高懸念などから下値模索となった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く、グロース250指数やグロース株指数は大幅安だった。先物は散発的にまとまった売りが出て、その都度指数を下押すような場面もあった。9月の期末要因や先物・オプションSQ(特別清算指数)算出への思惑やヘッジなどの売りも見られた。
米国景気鈍化懸念や利下げ幅拡大などへの懸念、そして日本では利上げ懸念ということで円高が進み円高を嫌気する展開となった。円安効果で好決算を発表した銘柄が多く、1ドル141円台ということになれば、円高懸念が強まるのだろう。米大統領選挙や自民党総裁選挙など政治がらみの話題もあり、戻れば売りというような上値の重い展開で下値模索、二番底探しという状況が続くのだろう。
テクニカル分析
日経平均
一応基準線にはサポートされたが、雲に上値を押さえられている。基準線が上昇となるところで、底堅さが見られるかどうかということになる。遅行スパンがローソク足にサポートされる水準まで下落となるのかもしれない。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。