軽快な走りと開放感あふれるオープンカーとして人気の高い、マツダのロードスター。1989年の初代モデル発売以来、ドライビングの楽しさを追求し続けています。ロードスターは、スポーツカーならではの走行性能と、比較的リーズナブルな維持費のバランスが魅力。スポーツカーの中では軽量の車種なので、車検費用もそれほど高額にはなりません。この記事では、ロードスターの車検費用の相場や、内訳をまとめました。車検費用を安く抑えるポイントもお伝えします!
ロードスターの車検費用相場
車検費用 | 内訳 | ||
57,050円~71,550円※ | 基本料 | 13,000円~27,500円 | |
法定費用 | 自賠責保険料 | 17,650円(24か月) | |
重量税 | 24,600円 | ||
印紙代 | 1,800円 |
※車検基本料の相場は大手車検業者(マッハ車検、ホリデー車検、らくらく車検、コバック車検、車検の速太郎、アップル車検)の車検基本料金より算出
※別途整備料金がかかる場合があります
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ロードスターの年式・グレード・モデル別の車検費用相場
まずは、年式やグレードごとに、ロードスターの車検費用の違いや目安を見ていきましょう。ロードスターの場合、車検費用に大きく関わるのは、重量税です。
年式によって変化する重量税ごとの、車検費用の相場もまとめました。
ロードスターの年式別の車検費用相場
ロードスターの年式別の車検費用の目安は、以下のとおりです。
車検費用相場 | |||
合計 | 車検基本料金 | 法定費用 | |
13年まで | 57,050円~71,550円 | 13,000円~27,500円 | 44,050円 |
13年超 | 66,650円~81,150円 | 13,000円~27,500円 | 53,650円 |
18年超 | 70,250円~84,750円 | 13,000円~27,500円 | 57,250円 |
※別途整備料金がかかります
重量税は車の重さによって金額の変わる税金ですが、登録から13年・18年を超えた車は、重量税が上がります。長く乗った車ほど劣化も激しく、安全上の危険が大きくなるためです。
現行のロードスターは、いずれのモデルも1t~1.5tの区分に該当します。重量税は以下のとおりです。
登録期間 | 重量税額 |
13年未満 | 24,600円 |
13年から18年 | 34,200円 |
18年以上 | 37,800円 |
主要なパーツ等は10年も使用すれば交換が必要ですから、整備費だけで10万円以上かかるケースも珍しくありません。年式が古い車は、燃費が落ち、整備費用等も増加します。また、日常的な維持コストも高くなっていきます。
このタイミングで、買い替えを検討しても良いかもしれませんね。
ロードスターのグレード・モデル別の車検費用相場
ロードスターは、どのグレード・モデルも重量税は同じです。また、エコカー減税も対象外ですので、基本的にはグレード・モデルによる車検費用の違いはありません。
ただし、オプション等で重量が変わると、法定費用の区分が変わることがあります。
また、ソフトトップモデルとハードトップモデル(RF)では、開閉機構の点検項目が異なるため、整備内容や費用に若干の違いが生じる可能性があります。
ロードスターの車検費用の内訳とは?
車検費用は、主に「基本料金(検査代行料)」「自賠責保険料」「法定費用」「印紙代」「整備料金」の5つです。
基本料金は業者によって異なりますが、法定費用は車種や年式で定められています。費用を安く抑えたいときは、基本料金を比較してみましょう。
なお、整備料金は、車の状態によっても大きく変わります。こまめにメンテナンスしていると、車検時の整備費が安く済みますよ。
ここでは、ロードスターの車検に必要な費用の内訳を見ていきましょう。
車検基本料金
車検基本料金の主な内訳は、以下のとおりです。
- 車検点検料
- 検査料
- 車検代行手数料
- 人件費
- 代車料 など
前述のとおり、基本料金は、業者によって金額が違います。一般的には古い車や、走行距離が長い車ほど、点検項目が増えて費用が高く設定される傾向です。また、軽自動車は比較的安く、大型車や高級車ほど高くなります。ロードスターの場合は、基本料金はそれほど高額にならないことが多いでしょう。
さらに各業者が行う点検・検査の内容や、サービスの違いによっても価格が変わります。金額の数字だけで「高い」「安い」を判断するのではなく、必要に応じて、各項目を確認することが重要です。
法定費用:自賠責保険料
自賠責保険は、交通事故で他人を死傷させた場合の賠償責任を補償する保険です。車を登録した人は、必ず加入する強制保険になっています。
保険料金は、主に以下の項目で変動します。
- 車種
- 使用目的
保険料は軽自動車が最も安く、普通自動車、大型車の順に高くなります。また、自家用車よりも商業用車両のほうが保険料は高額です。これは、一般的に商業用車両は走行距離が長く、事故リスクが高いと見なされるためです。
ロードスターは自家用乗用車ですので、自賠責保険もそれほど高くありません。ただし自賠責保険額は、保険期間によって変動します。自家用乗用車の場合、保険期間は1カ月から37カ月の間で選択できます。保険期間が長いほど、ひと月当たりの金額は安くなります。
本土の場合、保険料は1カ月では5,740円、37カ月なら24,190円です。
法定費用:重量税
重量税は、車両の重量に基づいて課税されます。車両が重いほど、税額は高くなる仕組みです。また、13年目と18年目には重量税が増額されます。
一方で環境に優しい車種には、エコカー減税制度が適用されますが、ロードスターはいずれのモデルも対象外です。
法定費用:印紙代
印紙代とは、車検証に貼付する収入印紙の費用です。指定工場以外で車検を受ける場合には、別途証紙代が加算されます。
これらの費用は、車検証発行に対する手数料です。車種や、新規か継続かによっても金額が異なります。
整備料金
整備料金は、車検時、最も変動が大きい部分です。金額には、主に、以下の要因が影響します。
- 車体の状態
- 車の年式
- 走行距離
- 整備を行う場所
- 部品交換の必要性
定期的なメンテナンスを行っている車は比較的低コストで済みます。一方で、整備不良や長期間メンテナンスを怠った車は高額になる傾向があります。また、距離が長い車や古い車ほど部品の劣化が進み、交換が必要な部品が多くなります。
特にブレーキパッドやタイヤなどは、走行距離に応じて交換時期が早まります。劣化したパーツは、定期的に交換しなくてはなりません。安全な走行のためにも、古い車の場合は、ある程度整備費が必要になるものとして計算しておくとよいでしょう。
また、専門店やガソリンスタンドでの車検は比較的安価ですが、使用する部品や整備の内容は簡易的になる傾向があります。ディーラーの車検は高額ですが、純正部品を使用し、メーカー指定の整備を受けられるのがメリットです。
ロードスターはスポーツカーとしての特性から、一般的な乗用車と比べて整備料金が高くなる傾向があります。ブレーキシステムや足回りなど、高性能な部品が使用されているためです。できれば、専門的な知識を持つ整備士による整備をおすすめします。
安全性と走行性能を維持するためにも、適切な整備は不可欠です。コストを抑えつつ、車の状態を最適に保つバランスを取ることが重要です。
車検費用を安く抑える方法
安全に車を走行し続けるためには、車検は欠かせないプロセス。とはいえ、定期的な出費はできるだけ抑え、リーズナブルに済ませたいときもありますよね。そんなときはこの方法を試してみると、費用を少なくすることができるかもしれません!
車検費用を安くするためのポイントをまとめました。
楽天Car車検などポータルサイトで複数の業者を比較する
車検費用の節約を目指すなら、まずは適切な価格を把握することが重要です。そのためには、複数の業者から見積もりを取得し、じっくり比較しなくてはいけません。この過程を簡略化してくれるのが楽天Car車検などのポータルサイトです。
ポータルサイトを利用すれば、多数の業者の中から自分のニーズに合った選択肢を見つけ出し、一度に見積もりを依頼することができます。
そのほか、ポータルサイトを活用する利点は以下のとおりです。
- 料金や整備内容など、自分が重視する条件に基づいて最適な業者を選別できる
- 複数の業者に対する見積もり依頼が容易に行える
- 条件に合致する業者を比較し、それぞれの特徴を確認しながら検討できる
- 過去の利用者によるレビューを参照できる
さらに、ポータルサイトの利用は時間効率が良く、わずかな空き時間でも適切な業者を探すことができます。忙しい日常の中でも、効率的に車検の準備を進めることが可能です。
車検チェーン・ガソリンスタンド車検を利用する
「とにかく安く車検を受けたい!」というときは、車検チェーンやガソリンスタンド車検が便利です。チェーン店やガソリンスタンドでの車検は仕上がりまでが早く、その日のうちに車を受け取ることができるサービスもあります。
一方、ディーラー車検は価格面では比較的高めですが、メーカーの専門技術者による高品質な点検が受けられる大きな利点があります。純正部品にこだわりたい車主にとっては、特に魅力的な選択肢となるでしょう。
ロードスターの車検料金の目安を、ディーラー車検と車検チェーン・ガソリンスタンド車検で比較すると、以下のようになります。
車検の種類 | 費用の目安 |
ディーラー車検 | 100,000円~150,000円 |
車検チェーン | 60,000~100,000円 |
ガソリンスタンド車検 | 60,000~80,000円 |
定期的にメンテナンスを行うユーザーにとっては、車検チェーンやガソリンスタンドでの車検が経済的に有利かもしれません。反対に、車両の状態に不安がある場合は、メーカーのディーラーで綿密な点検を受けることがおすすめです。
最終的には、個々のニーズと予算を考慮し、最適な車検方法を選択しましょう。愛車の状況に合わせて、最適な車検を探してみてくださいね。
ロードスターの車検費用が高いと感じたら、買い替えも検討してみては
「ロードスターの車検費用って、思ったより高いな」と感じたら、買い替えのタイミングかもしれません。
重量税は、13年・18年のタイミングで増額となります。また、整備費もかさんでいきます。
新しい車両に買い替えると、メンテナンスや車検の費用を抑えられるだけでなく、燃費性能の向上や最新の安全機能を享受できることもメリットです。
買い替えを検討する際は、MOTA車買取の利用がおすすめです。MOTA車買取では、複数の業者の買い取り価格を、簡単に一括比較できます。査定価格に納得できなければ、売らなくてもOKです。
ネットで手軽に愛車の価格をチェックできるMOTA車買取を、ぜひ活用してくださいね!
ロードスターの車検費用相場のまとめ
車検費用の主な内訳である、基本料金・法定費用・整備料金のうち、法定費用は車種や年式によって定められたものです。エコカー減税が適用される場合には重量税が安くなりますが、ロードスターは対象外です。
重量税は、13年・18年を境に増加します。さらに走行距離が伸びたり、部品が劣化したりすると、整備費等がかさむからです。また、ユーザーの希望や要望によって部品交換を行う場合にも、整備費は高額になることがあります。
費用を抑えるには、楽天Car車検などのポータルサイトを活用しましょう。複数の業者を一括で比較することで、自分にあったサービスを選ぶことができます。買い替えを検討する際は、MOTA車買取の利用が便利です。
スポーツカーであるロードスターは、一般的な乗用車よりも消耗品の交換頻度が高くなるかもしれません。定期的なメンテナンスを行うと、車検時の整備費が高額になることを防ぐことにもつながりますよ。
大切な愛車と長く、安全に付き合うためにも、満足のいく車検を探してみてくださいね。