この記事は2024年11月12日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2024年11月12日(火)の午後12時半に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。
現在の為替相場の傾向や相場観
大イベントとして注目されていた米大統領選やFOMCを終えて、今週は落ち着きどころを探す週となりそうだ。
大統領選はトランプ氏の圧勝となったが、トランプ氏の公約として主なものは不法移民の大量送還や関税の引き上げだ。実行しやすいのは後者のため、来年以降日本の貿易にも大きな影響があるだろう。
トランプ氏は基本、有言実行派であることは有名で、来年1月の大統領就任以降、色々な動きが相場へ影響をもたらすことは必至。ただ、トランプ氏の公約を実行するとなるとドル高になるため、言葉(自身の発言)では円高に反応するように仕向けるようなこともしてくると考えている。
現在ドルが買われている理由は不明だが、155円を上抜けると青天井なので留意したい。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週の米ドル/円予想レンジは、先週同様150.00~155.00円。
ドル買い方向イメージでスタンスは押し目買い。151円台や152円台まで下がったら買いたい。
▽米ドル/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。