日経平均 | 38,220.85円 ▼422.06円 |
為替 | 1ドル=154.40円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 18億8,569万株 |
売買代金 | 3兆7718億13百万円 |
値上り銘柄数 | 726銘柄 |
値下り銘柄数 | 861銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 85.98% |
市況概況
週末の米国株安や先物安を受けて売り先行、戻りの鈍さを嫌気して下値模索が続く
週末に米国株が軟調、特にナスダック指数が大きな下落となり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が大きく売られたことから、本日の日本市場も売り先行となった。
ただ、特に売り急ぐような材料もなく、米国株の反発も期待されたことから寄り付きの売りが一巡となった後は戻りを試す動きとなった。それでも節目と見られる38,500円を抜けないとなると再度手仕舞い売りに押されて冴えない展開となり、再び下げ幅を拡大して安値圏で前場の取引を終えた。
昼の時間帯も特に動きはなく、後場も冴えない始まりとなった。売り急ぐこともなかったが、特に買戻しが入るでもなく、指数は小動きとなり、引けを意識する時間帯からは手仕舞い売りに押されるものが多くなり、寄り付き直後の安値水準まで下落となった。その後若干戻しはしたものの結局は手仕舞い売り見切り売りに押されるものが多く最後は安値圏での引けとなった。
小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く総じて冴えない展開となった。グロース250指数は大幅安、グロース市場指数も大幅に近い下落となった。先物はまとまった売り買いも少なく、上がれば売り下がれば売りという状況だった。戻らないから売りというような場面も多く上値の重い展開だった。
下値模索が継続となっている。利上げに対する警戒が根強いことや経済対策への期待も全く見られないということで少なくとも買い急ぐこともなく、売りが出なければ下がらないが少しでも戻すと売られるというような展開になっている。米国の利下げ期待も薄れており、これまでの金融緩和を期待した株高に偏重が見られるのではないかと思う。政局の混乱や地政学リスクもあり、当面は下値模索となるのだと思う。
テクニカル分析
日経平均
25日移動平均線や基準線に上値を押さえられ、今度は75日移動平均線や雲のサポートを確認するような展開となっている。上も下も詰まっているというような雰囲気でもあり、保ち合い継続と言うことなのだろう。当面は75日移動平均線や雲と25日移動平均線や基準線との間での動きと考えられる。
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当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。