日経平均 | 38,721.66円 ▼654.43円 |
為替 | 1ドル=155.09円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 25億4,970万株 |
売買代金 | 4兆9077億93百万円 |
値上り銘柄数 | 587銘柄 |
値下り銘柄数 | 1,012銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 83.29% |
市況概況
円安を好感せず、円安、株安、債券安のトリプル安で「日本売り」に・・・
米国株が冴えない展開となり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られたことから、本日の日本市場は売り先行となった。
寄り付きの売りが一巡となると好調な決算発表なども見られたことで一瞬、前日の終値水準まで戻したが、買戻し一巡感もあり、戻り売りに押されてじり安となった。節目と見られる39,000円のところでいったん下げ渋りとなったものの、戻りの鈍さから売り直されて下値を試す動きとなり、結局は39,000円まで戻らずに安値圏で前場の取引を終えた。
昼の時間帯には若干買戻しなども見られ、後場は39,000円台回復して始まった。それでも買戻しも入らず値持ちの悪さを確認すると再度売り直され、戻れば売りという展開で下値を試す動きとなった。
前場の安値を下回り、いったん38,800円水準で下げ渋りとなったもののいったん割り込むと一気にさらに下値を試す動きとなり、戻しても38,800円水準ということで最後までさえない展開が続き安値圏での引けとなった。政局の混乱や中国の景気動向なども気になり、日本国債の利回り上昇を嫌気するような動きも見られ、円安に反応することなく、債券も株式も為替も売られる「トリプル安」となった。
小型銘柄も値持ちの良いものも見られたのだが趨勢に押されて手仕舞い売りを急ぐ動きとなり、総じて軟調だった。グロース250指数やグロース株指数は軟調だった。先物は散発的にまとまった売り買いが見られ、特に売りに敏感に反応する形となった。まとまった買いが入ると売り向かうということで指数を下押す要因となった。
目先的な買われすぎ感もあるということなのだろう。いったん手仕舞い売りに押され始めると売りが売りを呼ぶような場面も見られた。
買戻し一巡となったものから売られるということで調整感が強まっていると言うことだろう。円安を好感すると言うよりは「トリプル安」と言う状況で円安も売り材料と言うような展開となっており、持高調整の売りが一巡となるまでは下値模索ということだろう。金融政策や経済政策への期待も高まらず、戻れば売りという調整が進むのだろう。
テクニカル分析
日経平均
25日移動平均線や基準線を割り込んで下値模索となった。こうなると75日移動平均線や雲までの下落も考えておくべきだと思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。