日経平均 | 39,376.09円 ▼157.23円 |
為替 | 1ドル=153.70円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 26億3,918万株 |
売買代金 | 5兆0158億83百万円 |
値上り銘柄数 | 800銘柄 |
値下り銘柄数 | 785銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 88.92% |
市況概況
買い先行となるも手仕舞い売りに押されて一時大幅安
米国株は方向感に乏しかったが、円安に振れたこともあり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、本日の日本市場も買い先行となった。ただ、寄り付きの買いが一巡となった後はいったん売られたものの、39,500円台に入ると買い直されて上値を試す動きとなった。さすがに節目と見られる39,800円を超えると買い気も乏しく、買戻し一巡から上値の重い展開となった。
昼の時間帯には特に材料が見られたわけではないのだが、先物にまとまった売りが出て、後場は冴えない始まりとなった。その後も39,500円で上値を押さえられて39,400円を割り込むと、さらに売りが売りを呼ぶような形で手仕舞い売りがかさみ、39,100円台まで大きく売られた。
買われすぎの修正ということなのだろうが、米中摩擦の問題などが懸念された面もあるのだと思う。引けを意識する時間帯からは底堅さを確認して戻り歩調となり、個別の決算発表などに反応して戻す場面も見られた。ただ、最後まで買いが続かず戻れば売りという感じで手仕舞い売りに押される展開となり、下げ渋り感は見られたが冴えない展開となった。
小型銘柄も堅調なものも見られたのだが、買い切れず総じて冴えない展開だった。グロース250指数やグロース株指数は横這いだった。先物はまとまった売り買いが散発的に見られて指数を動かす場面があった。午前中はまとまった買いが先行し、昼過ぎからはまとまった売りが断続的に見られて指数を下押す要因の一つとなった。
決算発表も出揃ってきて、一連のイベントも終わり、手仕舞いの売り買い、持高調整の売り買いのなかで買われたものが売られるという展開となっている。政局への不安や経済政策に対する期待もなく、上がったものは売りたいと言うことなのだろう。米国の対中政策への日本企業の影響なども懸念され、買い切れないので少しでも上がれば売りたいのだろう。戻れば売りという状況が当面続き、上値の重さが嫌気されると下値を試すことになるのだろう。
テクニカル分析
日経平均
上値の重さを確認しながらの保ち合いが継続という状況だ。25日移動平均線や基準線までの下落はあるのだろうし、25日移動平均線や基準線を割り込むと一気に75日移動平均線や雲までの下落となりそうだ。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
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