この記事は2024年11月27日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
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2024年11月27日(水)の午後14時すぎにトレイダーズ証券の井口喜雄さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。

現在の為替相場の傾向や相場観

ヘッドライン相場が続いている。

昨日26日(火)はトランプ氏が、中国・メキシコ・カナダへの追加関税に言及してドル高に動いたほか、先週末には米財務長官人事としてベッセント氏が選ばれたと伝わり、25日(月)はドル安で始まった。

地政学リスクの面では、ロシア・ウクライナ情勢が激化している一方で、イスラエルがレバノンと停戦合意に達したと伝わっている。

12月の政策金利も、日銀・FRB・ECBなどで市場予想が割れている。年末にかけて、ヘッドラインにふらされる相場が続きそうだ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

現在の相場状況からすると、短期で細かくやっていくイメージだろう。

地政学ヘッドラインやトランプ政権絡みのヘッドラインで大きく動くことがあれば、押し目を拾うのは合理的かもしれない。ただ、日銀の12月利上げが織込まれるようなヘッドラインならば、決定会合まで円買いについていくのも正当化されるかもしれない。

昨年は植田日銀総裁の「チャレンジング」発言を受けた円高、一昨年は日銀のサプライズ的なYCC修正で円高に動く場面があった。いずれにせよ、細かくヘッドラインを追っていく流れが続くだろう。

▽米ドル/円 の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。