この記事は2024年11月26日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Jeerawut/stock.adobe.com)

2024年11月26日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

米国の次期財務長官が投資家のスコット・ベッセント氏に決まった。

市場は正当派の財務長官就任を好感しているようだ。しかしながらトランプ政権の政策を決めるのはトランプ氏1人なのであまり大きな意味はなく、最終的にベッセント氏は大きな妥協を強いられることになるだろう。

また、トランプ氏は早速、中国、メキシコ、カナダへの関税引き上げを表明した。これは世界経済にどんどん影響を与えていくに違いない。

現在の為替相場の戦略やスタンス

ここからの戦略に関してだが、現在、欧州の経済状況が非常に悪い。また、日本は利上げをして通貨安をこれ以上許さないという意思があることが見えてきた。

よってこの環境下ではユーロ/円の売りなどが良さそうに見える。そして乱高下はあったものの、ユーロ/米ドルの売りも良さそうだ。

▽ユーロ/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。