この記事は2024年12月10日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
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2024年12月10日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

みんな同じことを言うと思うが、ここから来週にかけて、各国の中央銀行の政策決定会合が続く。カナダ中銀が50bpの利下げ、ECB、スイス中銀、FOMCは25bpの利下げが見込まれている。

問題は日銀だが、メディア上では12月の利上げはスキップして来年1月になるとの報道が多くなっている。OIS市場での折り込み度も25%程度で、12月利上げ確率は落ちている。しかしながら個人的には、この折り込み度は低いのではないかという気がしており、今回12月の25bp利上げの確率は結構高いと思っている。

日銀の発表直前の報道には気をつけたい。7月の利上げの際、市場とのコミュニケーションを非難されたため、12月に動く際にはもっとハッキリとわかりやすいメッセージが出てくるのではないかと思っている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

トレード戦略的には、米ドル/円・ユーロ/円を戻り売りで仕掛けたいところ。

中国の経済対策等のニュースが出て、現在、円ロングの損切りで少し持ち上がっている。しかし今年は引き続き、円高方向を想定しており、米ドル/円の152円近辺、ユーロ/円の160円以上は売りで臨みたい。

▽米ドル/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。