日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 39,364.68円 ▼92.81円
為替 1ドル=154.06円
売買高(東証プライム、以下同) 20億3,536万株
売買代金 4兆3026億94百万円
値上り銘柄数 547銘柄
値下り銘柄数 1,032銘柄
騰落レシオ(25日) 96.23%

市況概況

減税見送り懸念もあり冴えない展開

米ナスダック指数が大幅高、円安も進んだことで夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、本日の日本市場は買い先行となった。

寄り付きの買いが一巡となった後は一瞬買われたものの上値の節目と見られる39,800円を試して上値の重さを確認し、手仕舞い売りに押される展開となった。さすがに昨日の終値を意識するところでは下げ渋りとなったが、冴えない展開で前場の取引を終えた。

昼の時間帯も特に動きは見られず、後場も何とか39,500円台を維持して始まったが買い気の乏しい中でいったん39,500円を割り込むと下値を試す動きとなった。

39,400円では下げ渋りとなったが、戻りが鈍く、戻りの鈍さが嫌気されて最後は手仕舞い売りに押され、買い気に乏しい中で安値引けとなった。103万円の壁問題も進展がなく先送りになるとの懸念やトリガー条項も特に進展が見られないことから減税期待が剥落して手仕舞い売りに押される展開となった。

小型銘柄も買い気に乏しく冴えない値動きとなるものが多かった。グロース250指数やグロース株指数は軟調だった。先物もまとまった売り買いが少なく、指数を大きく動かす場面も方向づけるようなこともなく、閑散としたなかで下がれば買い、上がれば売りという状況が続いた。

買い気には乏しいのだが決定的な売り材料もないということで下げ渋り感が強い。日銀金融政策決定会合が終わり、利上げがあるのかないのか、継続するのかしないのか、はっきりと見極めたいということだろう。減税期待が剥落してきており、さらに買えない状況なのだろう。空売りが積み上がらないと今度は手仕舞い売りに押されて38,000円まで下落となるのではないかと思う。

テクニカル分析

日経平均

相変わらず上値の重い陰線が続いている。少なくともいったんは25日移動平均線や基準線、雲の上限(先行スパン1)が収れんしている水準である39,000円割れのところまでは調整となるのだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。