この記事は2025年1月15日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=mars58/stock.adobe.com)

2025年1月15日(水)の午後13時すぎにトレイダーズ証券の井口喜雄さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。

現在の為替相場の傾向や相場観

米ドル/円はレンジ相場が続いている。昨日14日(火)に氷見野日銀副総裁が「来週の会合で利上げを議論する」と発言したことで上値が重くなったほか、来週20日(月)に発足するトランプ政権を待ちたいプレイヤーが多い。

また、本日15日(水)は米CPIも予定されており、FRBボードメンバーの発言からインフレ再燃への懸念が高まっており、マーケットの注目度は高いだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円は160円を試したいところだが、チャートを見ると昨年末からの上昇トレンドに一定の達成感が出ている。

また、米CPI、トランプ政権誕生、日銀、FOMCと不確実要素が多いだけにポジションは傾けにくい。イベント通過まではスイングトレードはせず、短期に終始したい。

一方、ユーロショートは引き続きワークしている。ユーロ/米ドルショートのプレイヤーが多いので定期的に踏みあがるが、上がったところは戻り売りが第一感だ。

▽ユーロ/米ドル の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。