この記事は2025年1月14日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
2025年1月14日(火)の午後12時半に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。
現在の為替相場の傾向や相場観
来週24日(金)に発表される、日銀の利上げ動向に注目が集まっている。
そんな中、本日14日(火)、氷見野日銀副総裁は「利上げするか議論する」という内容の発言をした。となるとやはり春闘を待つと思われるため、今回の利上げはなさそうだ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週の米ドル/円予想レンジは、156.00~159.00円。戦略的には引きつけて押し目買いをしたい。
米国の利下げ予想回数がどんどん減っており、もしかしたら年央から利下げかという見方が出てくるほど強含んでいる。雇用統計やそのほかの指標をみても全体的に強いため、とりあえずドル買いでついていくスタンスで臨みたい。
現在、株の下落を受けてリスクオフとなりクロス円が売られているが、米ドル/円は方向的には下がれば156円台の買い場探しでいいと思う。ただ、157円台、158円台は買い上げたくはないので、そのレベルではどちらかというと利食いを待つレベルと考えている。
やりづらい相場が続くため、無理のない範囲で出来るトレードにとどめておきたい。
▽米ドル/円の日足チャート
※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。