この記事は2025年3月4日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=snowdrop/stock.adobe.com)

2025年3月4日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

本日4日(火)日本時間朝、トランプ米大統領がカナダとメキシコに25%関税を発動し、同時に日本の円安を批判した。日本は意図的に通貨安にしているとも述べた。

日本政府は、意図的に円安にしているわけではないと主張するだろうが、米国がどう考えているかが全てなので、円安が是正されなければ関税が発動されるということになる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米国の批判としては、日本は意図的に金利を低く誘導して通貨安にしているということなので、どこかの時点で利上げせざるを得ないだろう。ただ、実際にそれで通貨高(円高)になるかどうかは不明な部分もあるかもしれないが、米国の意思が円高にある以上、米ドル/円は130円方向に向かって落ちていくのではないかと思っている。

▽米ドル/円 週足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。