この記事は2025年7月23日(水)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。

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2025年7月23日(水)の午前8時すぎに、現役トレーダーの西原宏一さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
西原宏一
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行にて為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラーなどを歴任後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。
現在の為替相場の傾向や相場観
大きな注目を集めた今回の参議院選挙だが、自民・公明大敗で過半数割れという結果に。
ただ、20日(日)20時頃の報道では、自民党にとってもっと悲惨な結果という意見が多かったのだが、21日(月)未明に次々と自民党候補が当選し、盛り返し。
大敗ではあるが、想定されたほどではなかったという結果となった。
現在の為替相場の戦略やスタンス
参院選前に、ゴールドマンサックスは「参議院選で与党連合が過半数を維持するか、あるいはわずかな損失で済む結果になった場合、米ドル/円は迅速な反転の余地が大きくなる可能性が高い。」とコメントしていた。こうした考え方に加え、欧米短期筋が参院選後米ドル/円の利益確定を繰り返しているため、米ドル/円が調整気味。
一方、ECB当局によるユーロ高牽制コメントにより、調整局面に入っていたユーロ/米ドルだが、1.15ドルミドルを確認して、調整終了。再び1.1700ドル台に反発し、再び1.2000ドルを目指して上昇中。 戦略的にはユーロ/円の押し目買いスタンスを継続したい。
▽ユーロ/円 日足チャート

(画像=羊飼いのFXブログ)
*:当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。