外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2025年7月23日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 中村勉

目次

▼22日(火)の為替相場
(1):RBA議事録公表
(2):米財務長官 関税交渉について語る
(3):米大統領 金利についての見解

▼22日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:下値目途探る展開/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

22日(火)の為替相場

外為どっとコム トゥデイ
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期間:22日(火)午前6時10分~23日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):RBA議事録公表

豪準備銀行(RBA)は7月7-8日に開催した金融政策会合の議事録を公表。今回の会合では「追加緩和の適切な時期と規模について焦点が当てられた」とし、市場予想に反して政策金利を据え置いたことについて「消費者物価が持続的に2.5%に向かうことを確認するために、もう少し情報を待つことが有益である」との認識を示した。また今会合で金利引き下げを支持した委員からは、「海外経済の成長鈍化とオーストラリアの国内総生産(GDP)成長率の低迷に起因する経済見通しの下振れリスクをより重視した」との意見もあった。

(2):米財務長官 関税交渉について語る

ベッセント米財務長官は関税交渉に関して「8月1日の期限までの合意は、多くの国にとって困難」としながらも、「期限が過ぎた後でも交渉の継続は可能」「今後数日間に多くの合意が期待できる」と語った。日本との協議については「非常に良好に進んでいる」とし、「近く合意がまとまっても驚かないだろう」との認識を示したほか、中国との協議については「新たなレベルに移行した」と話し「来週の28日と29日にストックホルムで中国と通商協議を実施する予定」と述べた。またパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長について「今辞任する理由は見当たらない」「5月まで留任したいのであれば、そうするべきだ」との見解を示した。

(3):米大統領 金利についての見解

トランプ米大統領は「金利が住宅購入者に問題を引き起こしている」「パウエルFRB議長は『おそらく』政治的な理由で高金利を維持している」と語った。その後トランプ大統領はフィリピンとインドネシアとの貿易協定に合意し、それぞれの関税を20%と32%から19%へ引き下げることを発表した。