
ワークマンは、第1四半期決算を出した途端、ここんとこ毎日急落だ。よっぽど期待されていたんだろうけど、なんかすごく意図を感じる落ち方なんだよなあ。いくら上方修正が出なかったとはいえ、6300円台から5800円台まで一気に下がるのは、ちょっと不自然だよ?
これって、ズバリ機関投資家による仕込みのための売りじゃないのか?ここからは、チラッとそう思っている皆さんから共感を得ることを書くよ。
もともと個人投資家の人気銘柄で、信用買い残が多く、反発も早いんだ。逆にいえば、「安く買い集めるには一度下に振って、個人をふるい落とす必要」がある。今までユニクロやニトリでも同じことがあったから、なおさら既視感があるんだよ。
今回、ご存じのように猛暑で、各企業に「熱中症対策をやらないと法律違反!だ」という法改正も手伝って、ワークマンにはものすごい追い風になった。当然、得意のファン付ウェアや冷感インナーが飛ぶように売れたので、通期営業利益目標の3分の1を簡単に達成!という状態に。それでもなぜワークマンは「据え置き」をしたか。それは直営店を11店舗増加させ、店舗改装を34店舗も大々的に行うので、それが2Qからどうなるのか読めなかったんじゃないかと思う。FCならオーナー負担だけど、直営は人件費もぜんぶ自前。そりゃ利益も一時的に減少するよな。
普通に考えると、直営のコストを考慮してワークマンが数字を堅く読んだのは当然とも言える。むしろ、その冷静さが企業体質の堅実さとして安心材料だね。それに来年を考えるとまた猛暑が来て、本格的に企業と個人の需要が最高潮になるし、店舗投資効果は確実に計算できるから、株価はもっともっと騰がるはずなんだよ。いまだ無借金経営でここまで来たので、更に海外店舗にでも投資するかもしれない。可能性がたくさんあるんだ。
今回、株価が大きく下がったが、ガッカリすることもなく、むしろ地合いが悪くて、もっと株価が下がったら、これは千載一遇のチャンスと捉えてもいいと思う。つまり、下げた理由は決算の中身じゃなくて、投資家の勝手な期待と意図的なアクションじゃなかったのかな。
だったら、もっと下がって4500円くらいにならないかなー。PER20倍ライン、PBR1.2倍水準。そこまで下がれば、もうお宝銘柄と呼んでいい。とにかく将来の大相場に備えようよ。
▶巳之助メーター 2ニョロ 監視だ
ひたすら監視。下がるのを待って、その時を待つ。釣りと同じ。
(1ニョロ=素通り 2ニョロ=監視 3ニョロ=今だ!)
■プロフィール:いづも巳之助
プライム上場企業元役員として、マーケ、デジタル事業、株式担当などを歴任。現在は、中小企業の営業部門取締役。15年前からムリをしない、のんびりとした分散投資を手がけ、保有株式30銘柄で、評価額約1億円。主に生活関連の流通株を得意とする。たまに神社仏閣への祈祷、占い、風水など神頼み!の方法で、保有株高騰を願うフツー感覚の個人投資家。