この記事は2025年8月26日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。

2025年8月26日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
先週のジャクソンホールは、穏当な表現ながらパウエルFRB議長が9月利下げを暗示する講演内容となった。これを受け、マーケットはドル売りを仕掛けたのだが、昨日25日(月)、米ドル/円は元の水準に戻っている。
しかしながらドル高が続くかというと9月以降利下げ局面が始まることになるだろうし、トランプ米大統領がクックFRB理事の解任に動いたように、ホワイトハウスからの利下げ圧力も続くこととなるだろう。
結局米ドル/円にしてもユーロ/米ドルにしても、上下どちらにも行き難いこととなっており、米ドル/円に関しては146円を超えてどんどん上昇するという展望も描けず、だんだんトランプ政権一期目のように知らないうちに米ドル/円膠着状況に陥りつつある。
トランプ政権一期目はさほど米ドル/円が動かなかったように、もしかすると今年後半はあまり動かなくなるのではないかと。懸念を抱いている。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米ドル/円がどちらの方向に行くとか、どういったレンジになるなど、現在はあまり明確な相場観が描けないと思っているところだ。
クロス円でもほかに明確なトレンドが見えているものは、為替市場ではあまりないように思える。 そのため株価動向をチェックしつつ、今週はエヌビディアの決算があるので、それを見て次の動きを考えたい。
▽米ドル/円 日足チャート

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。