
日経平均 | 43,018.75円 △438.48円 |
為替 | 1ドル=148.21円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 21億1,589万株 |
売買代金 | 4兆5583億52百万円 |
値上り銘柄数 | 1,088銘柄 |
値下り銘柄数 | 469銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 132.55% |
市況概況
米国株高を受けて一時大幅高
米国株が堅調となったことで夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高く、本日の日本市場は買い先行となった。米国の関税問題で大統領令が発出されたことを好感する動きなども見られて買い戻しを急ぐ動きとなった。寄り付きから節目と見られる43,000円を抜けて上値を試す動きとなったが、43,000円を超えると手仕舞い売りに押されるものも見られ、結局は43,000円を割り込んで安値圏で前場の取引を終えた。
昼の時間帯も特に動きは見られず、後場も43,000円を割り込んで始まり上値を試すも43,000円を抜けず、手仕舞い売りに押されて逆に下値を試す動きとなった。前場の安値を下回る場面もあったが、節目とみられる42,800円では買い戻しも入り、再度43,000円を試すという状況だった。最後は買い戻しを急ぐ動きも見られ、43,000円を超えて後場の高値圏での引けとなった。
小型銘柄も総じて堅調となったのだが、上値も限られた。グロース250指数やグロース株指数は堅調だった。先物はまとまった売り買いも散見されたが、特に方向づけるような断続的な売り買いは見られず、基本的には上がれば売られ、下がれば買われるというように方向感に乏しい展開だった。
相変わらず指数に影響の大きな銘柄の買い戻しが主体で指数を押し上げている。関税問題が決着したことが好感されているというが、その割には自動車株などは上値も重く、買い戻し一巡となったものから売られている状況でもあり、今後は買い戻し一巡となったものから売られ、空売りが積み上がらなければ一気に売られる場面もあると思う。
テクニカル分析
日経平均
再度上値を試す動きとなったが、43,000円が節目として上値を押さえる展開となっている。上値の重さが嫌気されると再度25日移動平均線や基準線まで一気に下落となるだろう。
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当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!